大統領選挙の
結果をめぐり
混乱が
続いてきたアフガニスタンでは、
焦点となっていた
選挙後の
政権の
在り方について、
現職の
大統領と
対立候補が
連携し、
新たな
政権づくりを
進めることで
合意しました。
政権では
今後、
反政府武装勢力タリバンとの
停戦協議を
実現させ、
治安の
悪化などの
問題を
どう解決して
いくかが
課題となります。アフガニスタンでは
去年9月に
大統領選挙が
行われ、
選挙管理委員会はことし
2月、
現職のガニ
大統領が
当選したと
発表しましたが、
これに対し、
対立候補で
政権ナンバー2だったアブドラ
氏が「
選挙は
不正だ」と
主張して
対立が
続いていました。
混乱が続く中、双方の関係者は17日、NHKの取材に対し、ガニ大統領とアブドラ氏が、閣僚や知事などの任命権などをめぐり、権限を分けあう形で連携し、新たな政権づくりを進めていくことで合意したと明らかにしました。
政権でアブドラ氏は、新たに設けられる「国家和解高等評議会」の議長に就任し、反政府武装勢力タリバンとの和平交渉などで指導的な役割を果たすということです。
アフガニスタンではことし2月、アメリカとタリバンが和平合意に署名したあとも戦闘が続いていて、新たな政権では今後、タリバンとの停戦協議を実現させ、治安の悪化などの問題をどう解決していくかが課題となります。