映像にはホテルの外階段の踊り場で、3人が手を振りながら大声で歌う様子が映っているのが確認できます。
撮影した住民によりますと、このような行為はおよそ1時間続いたということで、NHKの取材に対して「朝寝ようとしたらうるさかったので、外をのぞくと大声で歌っていてとても不快だった」と当時を振り返りました。
また、この騒ぎが新型コロナウイルスの感染対策をまとめた「プレーブック」という指針に違反した疑いがあることについて、「ルールを決めた上で、そのルールをみんなが守っているので、守ってほしい。コロナ禍でのオリンピック開催だったので、 こういうことがあるならやらないほうがよかったんじゃないかって思ってしまう」と話していました。
このうちメディア関係者に向けたものは、日本入国後の検査の頻度や隔離のほか、取材方法から期間中の行動までさまざまな場面でのルールが定められています。 具体的には、原則として常にマスクを着用することや大人数で密の状態で飲食せず食事はなるべく1人で済ませること、それに競技エリアで取材する場合は毎日、検査を受けることなどが盛り込まれています。 「プレーブック」に違反した場合には、取材に必要なIDカードの効力停止や国外退去の強制措置、それに制裁金を科されることがあると明記されています。 組織委員会は今月22日の会見で大会の関係者のプレーブック違反が複数確認され、悪質なケースに対し処分したり、厳重注意を行ったりしたことを明らかにするとともに、ルールの厳守を呼びかけています。
「プレーブック」とは