東京とうきょう都との感染かんせん者しゃ 1週間しゅうかんの状況じょうきょう 年代ねんだいや感染かんせん経路けいろは？新型しんがたコロナ

濃厚のうこう接触せっしょく者しゃは約やく47％

28日にちまでの1週間しゅうかんで感染かんせんが確認かくにんされた334人にんのうち、およそ47％にあたる157人にんが感染かんせんが確認かくにんされていた人ひとの濃厚のうこう接触せっしょく者しゃで、およそ53％にあたる177人にんが、都との発表はっぴょう時点じてんで感染かんせん経路けいろがわかっていません。

年代ねんだい別べつ 20～30代だいが71％

年代ねんだい別べつでは20代だいが最もっとも多おおく165人にん、次ついで30代だいが71人にんで、20代だいと30代だいで全体ぜんたいのおよそ71％を占しめています。

夜よるの繁華はんか街がい関係かんけい者しゃ 約やく40％

全体ぜんたいのおよそ40％にあたる135人にんは、夜よるの繁華はんか街がいに関係かんけいする人ひとで、ホストクラブやキャバクラ店てんの従業じゅうぎょう員いんや客きゃくなどだということです。

陽性ようせい率りつ 1.9％→2.7％

一方いっぽう、その日ひまでの1週間しゅうかんに陽性ようせいと判明はんめいした人数にんずうの平均へいきんを、その日ひまでの1週間しゅうかんに検査けんさした人数にんずうの平均へいきんで割わった「陽性ようせい率りつ」は、22日にちは1.9％でしたが、27日にちは2.7％となっています。

都との担当たんとう者しゃ“市中しちゅう感染かんせんが広ひろがっているとは捉とらえていない”

最近さいきんの感染かんせん者しゃが増加ぞうか傾向けいこうにあることについて都との担当たんとう者しゃは「決けっして低ひくい数字すうじではないが、夜よるの繁華はんか街がいでの集団しゅうだん検査けんさも進すすみ感染かんせん者しゃの年代ねんだいや感染かんせんしたと思おもわれる場所ばしょもある程度あるていど限定げんていされているので、市中しちゅうで感染かんせんが広ひろがっているとは捉とらえていない。いまは若わかい世代せだいが目立めだつが、高齢こうれい者しゃの感染かんせんにつながると医療いりょう機関きかんがひっ迫ひっぱくするおそれもあるので、引き続ひきつづき感染かんせん拡大かくだい防止ぼうしへの協力きょうりょくをお願おねがいしたい」としています。

専門せんもん家か“夜よるの街まちから別べつの夜よるの街まちへ拡大かくだいか”

東京とうきょうでここ数すう日にち、50人にんを超こえる感染かんせん者しゃの確認かくにんが相次あいついでいることについて、感染かんせん症しょうに詳くわしい東京とうきょう医科いか大学だいがくの濱田はまだ篤郎とくろう教授きょうじゅは「数かずだけ見みると緊急きんきゅう事態じたい宣言せんげんが出だされる前まえのことし3月つき下旬げじゅんの状況じょうきょうに似にているが、多おおくの割合わりあいを20代だいから30代だいの若わかい世代せだいで軽症けいしょうの感染かんせん者しゃが占しめている点てんと、海外かいがいから戻もどってくる人ひとが少すくないという点てんが大おおきく異ことなっている。東京とうきょうでは、複数ふくすうの夜よるの街まちで感染かんせんが確認かくにんされ始はじめていて、夜よるの街まちから別べつの夜よるの街まちへ、感染かんせんが広ひろがっている状況じょうきょうがあるのではないか」と指摘してきしました。

そのうえで「今後こんご、7月つき、8月つきにかけて海外かいがいとの行き来いききへの制限せいげんなどを解除かいじょする動うごきが広ひろがってくると思おもわれるので注意ちゅういが必要ひつようだ。今いまは感染かんせん拡大かくだいの次つぎの波なみに備そなえて医療いりょうや検査けんさの体制たいせいを整ととのえる大切たいせつな時期じきなので、ここで感染かんせんが広ひろがってしまうと必要ひつような対策たいさくがとれなくなるおそれがあり懸念けねんしている」と話はなしていました。

そして「東京とうきょうなど、感染かんせんの状況じょうきょうが思おもわしくない地域ちいきでは、地域ちいき単位たんいで、今いまよりも強つよい要請ようせいや対策たいさくを検討けんとうすると同時どうじに一般いっぱんの人ひとたちも感染かんせん対策たいさくなしに夜よるの街まちに行いかないことや、少すこしでも体調たいちょうが悪わるければ、特とくに繁華はんか街がいなどで出歩であるかないことを心こころがけてほしい」と注意ちゅういを呼よびかけました。