香港で
反政府的な
動きを
取り締まる「
香港国家安全維持法」が
施行されたことをめぐり、イギリス
政府が
自由や
権利を
脅かすものだ
などと
批判していることについて、イギリスに
駐在する
中国大使は「
内政に
干渉すべきではない」と
反論しました。イギリス
政府は「
香港国家安全維持法」が
施行されたことについて、
香港返還の
際に
中国との
間で
確認した
共同声明に
違反し、
自由や
権利を
脅かすものだとして
厳しく
批判しています。
イギリスに駐在する中国の劉暁明大使は6日、記者会見で「イギリス政府は香港をめぐる問題について無責任な言及を続けている。中国は、イギリスも含め、ほかの国の内政に干渉したことはない。イギリスもその原則に従うよう望む」と反論しました。
また、イギリス政府が、1997年の返還までに香港で生まれた人に発行するパスポートを持っている人に対し、イギリスに滞在できる期間を6か月間から5年間に大幅に延長したことについても、中国の内政への重大な干渉だと強く批判しました。
そして、「香港はもはやイギリスの植民地ではなく、中国の一部だということはイギリス側も知っているだろう」と強くけん制しました。