札幌国税局の
元職員ら
男2
人が
大麻を
密売したとして
逮捕されました。
関係先からは
大麻草およそ1000
株が
押収され、
警察は2
人が
栽培した
大麻を
売りさばいていたと
見て
実態の
解明を
進めています。
逮捕されたのは、
札幌国税局の
元職員で
札幌市豊平区の
遠藤恵介容疑者(45)と
大阪・
寝屋川市の
無職、
大崎翔太郎容疑者(22)の2
人です。
警察によりますと、2人は旭川市の男から依頼され、ことし3月ごろ、大麻およそ30グラムを数万円で譲り渡したとして大麻取締法違反の疑いが持たれています。いずれも容疑を認めているということです。
警察は遠藤容疑者が管理する共同住宅などからおよそ1000株の大麻草や栽培に使う照明器具を見つけ押収したということです。
また、これまでの調べで、去年の冬以降、大麻の密売で1000万円以上の不正な利益を得ていたとみられるということです。
警察は、2人が栽培した大麻を売りさばいていたと見て、実態の解明を進めています。
札幌国税局によりますと遠藤容疑者は法人の税務調査を担当していましたが、逮捕を受けて先月22日付けで懲戒免職処分としたということです。
札幌国税局「公務員としてあるまじき行為」
札幌国税局は、元職員が大麻取締法違反の疑いで逮捕されたことを受けて、1日、記者会見を開き、「公務員としてあるまじき行為であり、税務行政に対する国民の信頼を損なうもので誠に遺憾であり、深くおわび申し上げる。厳粛に受け止めたうえでより一層の徹底をはかっていく」とのコメントを発表しました。