昭和40
年代にヒットした
映画「
女賭博師」
シリーズをはじめ、
映画や
テレビで
幅広く
活躍した
俳優の
江波杏子さんが
先月27
日、
肺気腫のため
亡くなりました。76
歳でした。
江波さんは
東京出身で、
高校在学中に
大映のニューフェイスとして
活動を
始め、
昭和35
年、
市川崑監督の「おとうと」で
映画デビューしました。
昭和41年には、初めて主演を務めた任侠映画「女の賭場」で、父親のかたき討ちに燃える賭博師のヒロインを好演して注目を集め、その後も「女賭博師」「女賭博師乗り込む」などシリーズ化された映画が次々とヒットして、役名の「昇り竜のお銀」として一世をふうびしました。
テレビや舞台でも活躍し、民放の人気ドラマ「太陽にほえろ!」や「Gメン’75」などに出演したほか、NHKの連続テレビ小説「ちりとてちん」では、ヒロインの祖母の役、「べっぴんさん」では、物語の舞台の一つとなるジャズ喫茶の女主人の役を演じました。
所属事務所によりますと、江波さんは以前から肺気腫を患いながら活動を続けていましたが、先月26日に急に体調を崩し、翌27日夜、東京都内の病院で亡くなったということです。