昔、ある町に、せとものを売っている人がいました
この人は、いつも自分がもうけることだけを考えていました
おじいさんは、せとものの徳利に指を入れたまま、抜くことができなくなりました
店の人は、おじいさんが{たくさん}のお金を持っていることを知ると「徳利を買ってください」と言いました
おじいさんは、指が抜けないため、{たくさん}のお金を払って徳利を買いました
店の人は、おじいさんがどんな顔をして帰るか見たいと思いました
おじいさんの家に行くと、家の中が暗くて見えませんでした
そこで、店の人は窓に頭を入れました
おじいさんの指は、徳利から抜けました
しかし、店の人の頭が窓から抜けなくなりました
店の人は「どうしても抜けないから、窓を切ってください」とおじいさんに言いました
おじいさんは「切るためのお金は300文です」と言いました
おじいさんは、300文を返してもらいました
店の人は、これからは正直に商売をしようと考えました