経営の
立て直しを
迫られている
日産自動車は
生産体制を
見直してコストを
削減するため、
神奈川県横須賀市に
ある主力工場「
追浜工場」での
車両の
生産を2027
年度末に
終了し、
福岡県にある
子会社の
工場に
移管・
統合すると
発表しました。
被迫重整經營的日產汽車,為了檢討生產體制並削減成本,宣布將於2027年度末結束位於神奈川縣橫須賀市的主要工廠「追浜工廠」的車輛生產,並將生產移管、整合至位於福岡縣的子公司工廠。
日産自動車のイヴァン・エスピノーサ社長は15日午後5時から本社で会見を開き、神奈川県平塚市にある子会社の日産車体の「湘南工場」でも車両の生産を終了すると発表しました。
日產汽車社長伊萬·埃斯皮諾薩於15日下午5點在總公司舉行記者會,宣布位於神奈川縣平塚市的子公司日產車體「湘南工廠」也將結束車輛生產。
==【速報中】エスピノーサ社長会見==
日産自動車のイヴァン・エスピノーサ社長は15日午後5時から本社で会見を開きました。
==【快訊】艾斯皮諾薩社長記者會==日產汽車的伊萬・艾斯皮諾薩社長於15日下午5點在總公司舉行了記者會
「第三者が資産を買いたいのであれば検討の余地がある」
エスピノーサ社長は「追浜工場の将来図は、いろいろなシナリオを検討していて、第三者が資産を買いたいのであれば検討の余地がある。
「如果有第三方想要購買資產,我們也會考慮。」 埃斯皮諾薩社長表示:「關於追濱工廠的未來圖景,我們正在考慮各種情境,如果有第三方想要購買資產,我們也會考慮。」
ほかの事業をやるということも考えられるかもしれないが、現時点ではそういった計画は何も決まっていない。或許也可以考慮從事其他事業,但目前尚未有任何這樣的計畫被決定。
2027年度に車両生産を終了し、資産の使い方を変えていくことを考えるということだ」と述べました。他表示:「我們正在考慮於2027年度結束車輛生產,並改變資產的使用方式。」
“ホンハイの詳細は報告できない”
エスピノーサ社長は、記者から台湾の大手電子機器メーカー「ホンハイ精密工業」と追浜工場を共同で利用する案を検討するなかで、生産を終了しないという選択肢はなかったかを問われ、「追浜工場の将来の活用方法については複数のパートナーと協議している。
「無法報告鴻海的詳細情況」 Espinosa社長在被記者問及,是否曾考慮過在與台灣大型電子設備製造商「鴻海精密工業」共同利用追濱工廠的方案時,不結束生產這一選擇時表示:「關於追濱工廠未來的活用方式,我們正在與多個合作夥伴協商。」
機密保持契約があるので、詳細は報告できないが、今のところ合弁会社の話や委託生産の話はしていない」と述べました。由於有保密協議,無法報告詳細內容,但目前並未談及合資公司或委託生產的相關事宜。
「代替案を考えて雇用を守ろうとしている」
エスピノーサ社長は追浜工場について「車両生産以外の機能は継続する。
「我們正在考慮替代方案以保護就業」 埃斯皮諾薩社長關於追浜工廠表示:「除車輛生產以外的功能將會繼續保留。」
追浜地区の従業員は4000人ほどいて、このうち2400人が車両生産に従事しているが、できるだけ従業員の受ける影響を最小限に抑える。追濱地區的員工大約有4000人,其中有2400人從事車輛生產,但會盡可能將員工受到的影響降到最低。
まずは2027年度まで雇用を継続する」と述べました。その上で「代替案を考えて雇用を守ろうとしている。
たとえば、ほかの生産工場に異動するとか、あるいはほかの事業に異動するということを考えている。例如,正在考慮調到其他生產工廠,或者調到其他事業單位。
従業員に対しては、とにかく全力でサポートするし、責任感を持ってしっかりとサポートする。對於員工,我會全力以赴地提供支持,並且懷著責任感確實地支援他們。
痛みを伴う活動なので、できるだけ全力を尽くしてサポートしていく」と述べました。由於這是一項伴隨疼痛的活動,因此我們將盡全力提供支援。
「苦渋の判断」
エスピノーサ社長は「この決定は特に追浜工場で働く従業員とっては極めて大きな痛みを伴う改革で私としても会社としても苦渋の判断だ。
「艱難的決定」 埃斯皮諾薩社長表示:「這項決定對於在追濱工廠工作的員工來說,是極為痛苦的改革,對我本人和公司來說也是艱難的抉擇。」
しかし日産が現在の厳しい状況から脱し、再び成長軌道に戻るためにやらなければならないと判断した。但是日產判斷必須這麼做,才能擺脫目前的嚴峻情勢,重新回到成長的軌道上。
追浜工場では2027年度末に車両生産を終了するまでお客様に満足いただける高品質な車を生産し続ける」と述べました。「在追浜工廠,我們將持續生產讓顧客滿意的高品質汽車,直到2027財政年度結束為止。」
日産社長 「湘南工場」でも車両の生産終了と発表
日産自動車のイヴァン・エスピノーサ社長は15日午後5時から本社で会見を開き、神奈川県平塚市にある子会社の日産車体の「湘南工場」でも車両の生産を終了すると発表しました。
日產社長:「湘南工廠」也將停止汽車生產 日產汽車社長伊萬·埃斯皮諾薩於15日下午5點在總公司召開記者會,宣布位於神奈川縣平塚市的子公司日產車體「湘南工廠」也將結束汽車生產。
そのうえで「国内においてはこれ以上の車両生産拠点の削減や統合は行わない。
在此基礎上,「在國內將不再進行更多車輛生產據點的削減或整合。」
国外の生産拠点については今後、決定がありしだい適切なタイミングで皆さまにお知らせしたい」と述べました。關於海外生產基地,今後一旦作出決定,將在適當的時機通知各位。
日産 追浜工場での車両生産を2027年度末に終了すると発表
経営の立て直しを迫られている日産自動車は、過剰な生産体制を見直すため、神奈川県横須賀市にある追浜工場を含めた国内外の7つの工場の削減に向け具体的な検討を進めてきました。
日產汽車宣布將於2027財年結束時停止追浜工廠的汽車生產。面臨經營重整壓力的日產汽車,為了檢討過剩的生產體制,已針對包括位於神奈川縣橫須賀市的追浜工廠在內的國內外七家工廠,積極推動具體的縮減方案。
これについて日産は15日、追浜工場での車両の生産を2027年度末に終了すると発表しました。
關於此事,日產於15日宣布,將於2027財政年度結束時停止追濱工廠的車輛生產。
この工場では、主力のコンパクトカー「ノート」などを生産していますが、今後、車両の生産は、福岡県にある子会社、「日産自動車九州」の工場に移管・統合するとしています。
這間工廠目前生產主力小型車「NOTE」等車型,但今後車輛的生產將移交並整合到位於福岡縣的子公司「日產汽車九州」的工廠。
一方、工場の敷地内には自動運転や電動化など先端技術の開発を手がける研究所や、衝突試験場などがありますが、こうした施設については、今後も事業を継続する方針です。
另一方面,工廠用地內設有從事自動駕駛及電動化等先進技術開發的研究所,以及碰撞測試場等設施,對於這些設施,今後也將持續相關事業。
生産終了後の工場の活用方法については、今後、幅広い選択肢を検討するとしています。
關於生產結束後工廠的活用方式,今後將會考慮各種廣泛的選項。
追浜工場をめぐっては、EV=電気自動車事業の拡大を目指している台湾の大手電子機器メーカー「ホンハイ精密工業」が共同で利用する案を打診していました。
關於追濱工廠,致力於擴大電動車(EV)事業的台灣大型電子設備製造商「鴻海精密工業」曾提出共同利用該工廠的方案。
追浜工場は1961年に操業を開始し、「ブルーバード」や「マーチ」などの主力車種を生産してきましたが、日産が業績不振に陥る中で工場の稼働率の低さが課題となっていました。
追濱工廠於1961年開始營運,生產了「Bluebird」和「March」等主力車型,但隨著日產陷入業績不振,工廠的稼動率偏低成為了一個課題。
日産によりますと、追浜工場の従業員数はおよそ2400人で、2027年度末までは勤務を継続し、その後については方針が決まり次第、周知するとともに労働組合との協議を始めるとしています。
根據日產的說法,追浜工廠的員工人數約為2400人,將持續工作至2027財政年度末,之後的方針一旦決定,將會對外公布,並與勞工工會開始協商。
追浜工場 会社初の「乗用車専門工場」
神奈川県横須賀市の追浜工場は会社として初めての「乗用車専門工場」として1961年に操業を開始し「ブルーバード」や「マーチ」などの主力車種を生産してきました。
追濱工廠為公司首座「專門生產乘用車的工廠」,位於神奈川縣橫須賀市,於1961年開始營運,作為公司首座「乘用車專門工廠」,生產了「Bluebird」、「March」等主要車型。
2010年には電気自動車「リーフ」の生産を始めたほか、2016年からは主力のコンパクトカー「ノート」の生産を手がけています。
2010年開始生產電動車「Leaf」之外,從2016年起也開始生產主力小型車「Note」。
最新の技術やノウハウを海外の工場に展開するためのマザー工場としての役割を担ってきました。
我們一直肩負著作為母工廠,將最新的技術與專業知識推展至海外工廠的角色。
年間の生産能力はおよそ24万台ですが、日産が業績不振に陥る中で工場の稼働率の低さが課題となっていました。
年產能約為24萬輛,但隨著日產業績不振,工廠的稼動率偏低成為一大課題。
ことし3月には電気自動車「リーフ」の生産を終了し、新型モデルは栃木県の工場に移管することになっていて、現在、生産を手がけるのはコンパクトカーだけです。
今年三月,電動車「Leaf」已經停止生產,新的車型將轉移到栃木縣的工廠,目前工廠只負責生產小型車。
会社によりますと「追浜工場」の従業員はおよそ2400人となっています。
追浜工場の従業員「雇用がどうなるか心配」
日産自動車が神奈川県横須賀市にある「追浜工場」での車両の生産を2027年度末に終了することについて、「追浜工場」で清掃などの仕事をしているという40代の女性は、「覚悟はしていました。
追浜工廠的員工:「很擔心自己的就業情況」日產汽車宣布將於2027財年底結束在神奈川縣橫須賀市「追浜工廠」的車輛生產。對此,一名在「追浜工廠」從事清潔等工作的40多歲女性表示:「我早有心理準備。」
まだ、
雇用が
どうなるか
分からないので
それが
心配です。
雇用契約を
終了するなら
仕事を
探さないといけないので
早く
知らせてほしいです」と
話していました。
如果要終止雇用契約,因為必須找工作,希望能早點通知我。
これまでの経緯
日産自動車は世界的な販売不振で、昨年度1年間の決算で、6700億円余りの巨額の最終赤字に陥りました。
至今為止的經過,日產汽車因全球銷售不振,去年度一整年的決算出現了超過6700億日圓的巨額最終虧損。
このため、ことし5月、会社は経営の立て直しに向けて、2027年度までにグループ全体で2万人を削減するとともに過剰な生産体制を見直すため、世界で7つの工場を削減する方針を示し、国内の工場も検討対象とすることを明らかにしていました。
因此,今年五月,公司為了重振經營,提出到2027年度為止,集團整體將削減2萬名員工,同時為了檢討過剩的生產體制,計劃在全球削減7座工廠,並且也表示國內的工廠也列入檢討對象。
その計画案に神奈川県横須賀市の追浜工場などが含まれていることが明らかになり、神奈川県は、緊急の会議を開いて、今後の対応などを協議するとともに黒岩知事がエスピノーサ社長と面会し、情報共有を図るための会議の設置などを求めました。
已經確認該計劃方案中包含了神奈川縣橫須賀市的追浜工廠等設施,神奈川縣隨即召開緊急會議,討論今後的應對措施等,同時黑岩知事也會見了埃斯皮諾薩社長,並要求設立會議以促進資訊共享。
その後、追浜工場をめぐってはEV=電気自動車事業の拡大を目指している台湾の大手電子機器メーカー「ホンハイ精密工業」と共同で利用する案について協議していることも明らかになっていましたが、会社は共同利用が経営の再建につながるのかどうか慎重に検討していました。
之後,關於追濱工廠,也已經透露正在與以擴大電動車(EV)事業為目標的台灣大型電子設備製造商「鴻海精密工業」共同利用該工廠的方案進行協議,不過公司方面對於共同利用是否有助於經營重建,正謹慎地進行檢討。