パリの街角に立ち小便対策として設置された真っ赤な「エコ便器」が、市民から不評を買っています。
市当局は最近、立ち小便が問題になっている地域に、男性用の公衆小便器を設置しました。
わらの層でにおいを消し、尿に含まれる窒素やリン、カリウムを公園などの肥料に使うというエコ志向の便器です。
ですが路上に堂々と置かれた真っ赤な便器は目立つうえ、イラスト付きの標識まで立っています。
観光名所のノートルダム寺院付近でも、セーヌ川を見渡す位置に設置されました。
地元市民からは「いいアイデアだと思うが、形や設置場所はいただけない」「ここは人気も歴史もある地域なのに、玄関の前で用を足す人を見るのは気分が良くない」などと抗議する声が相次いでいます。