日本新闻: 「女性差別」かセリーナ選手へのペナルティテニス界二分

「女性じょせい差別さべつ」かセリーナ選手せんしゅへのペナルティテニス界かい二に分ふん

Sep 11, 2018 14:09

Furigana

大坂おおさかなおみ選手せんしゅが優勝ゆうしょうしたテニスの全米ぜんべいオープンで、対戦たいせん相手あいてのセリーナ・ウィリアムズ選手せんしゅが審判しんぱんに対にたいする暴言ぼうげんなどを理由りゆうにペナルティーを科かされ、「女性じょせいへの差別さべつだ」として反発はんぱつしていることについて、女子じょしテニス協会きょうかいがウィリアムズ選手せんしゅを擁護ようごしたのに対にたいし、国際こくさいテニス連盟れんめいは審判しんぱんを支持しじし、テニス界かいを二分にぶんする議論ぎろんとなっています。８はち日にちの全米ぜんべいオープンの決勝けっしょうで、大坂おおさかなおみ選手せんしゅの対戦たいせん相手あいてだったセリーナ・ウィリアムズ選手せんしゅは、審判しんぱんに暴言ぼうげんを浴あびせたことなどを理由りゆうにペナルティーを科かされ、「男子だんし選手せんしゅであれば罰ばっせられなかった」として女性じょせいへの差別さべつだと反発はんぱつしています。

これを受うけて、女子じょしテニス協会きょうかいは９きゅう日にち、声明せいめいを発表はっぴょうし、「選手せんしゅの感情かんじょう表現ひょうげんを許容きょようする基準きじゅんに、男女だんじょで違ちがいがあってはならない。すべての選手せんしゅが平等びょうどうに扱あつかわれるべきだが、８はち日にちの試合しあいではそうはならなかった」としてウィリアムズ選手せんしゅを擁護ようごしました。

一方いっぽう、国際こくさいテニス連盟れんめいは10日にち、「審判しんぱんはプロとして誠実せいじつに対応たいおうした。判定はんていはルールに沿そっていた」として審判しんぱんを支持しじする声明せいめいを発表はっぴょうし、テニス界かいを二分にぶんする議論ぎろんとなっています。

この問題もんだいについては、全米ぜんべいオープンの男子だんしシングルスで優勝ゆうしょうしたジョコビッチ選手せんしゅも記者きしゃ会見かいけんで触ふれ、審判しんぱんの気持きもちも理解りかいしなければならないとしたうえで、「四よん大だい大会たいかいの決勝けっしょうという場ばで審判しんぱんはウィリアムズ選手せんしゅを追い詰おいつめるべきではなかった。確実かくじつに試合しあいの流ながれが変かわってしまった」と述のべるなど、波紋はもんが広ひろがっています。