27日午前9時ごろ、羅臼町峯浜町の住宅で「飼い犬がいなくなった。クマに襲われたようだ」と野生生物の保護管理をしている地元の機関に連絡がありました。
確認した結果、近くで犬の足とクマのフンが見つかったため、ハンターなど4人が付近でささやいて警戒していたところ、すぐ近くからクマのうなり声が聞こえたということです。
クマの姿は確認できませんでしたが、その現場で後ずさりした2人が高さ1メートル50センチほどの崖から滑り落ち、60歳の財団法人の職員が足の骨を折る大ケガをしました。また、56歳のハンターが腕などに軽いケガをしたということです。
町は、わなの設置など捕獲方法を検討して、付近の住民に対し夜、飼い犬を家の中に入れるという注意を呼びかけています。