山口県下関市の認可保育所で、複数の保育士が園児らをたたくなどしていた疑いがあることが29日、わかりました。市は同日午後、児童福祉法に基づき、保育所へ臨時監査に入り、事実関係を調べることにしています。
市によると今月10日、保護者から、登園後の子どもにあざができているようだと電話で相談がありました。市が12日と23日に保育所で聞き取り調査を実施しました。少なくとも1人の園児の体に小さいあざがあるのを確認しました。
市は、保護者の一人が子どもに隠し持たせた音声データに暴力を裏付けるような会話や、園児をしかっているような音声も確認しました。臨時監査で園の運営が適正でないと判断すれば、行政処分も検討します。