最低さいてい賃金ちんぎん あなたの都道とどう府県ふけんは？ 引き上ひきあげ目安めやす額がく一覧いちらん

目安めやすどおりにき上あげた場合ばあい

・北海道ほっかいどう861円えん

・青森あおもり県けん788円えん　・岩手いわて県けん788円えん　・宮城みやぎ県けん824円えん

・秋田あきた県けん788円えん　・山形やまがた県けん789円えん　・福島ふくしま県けん798円えん

・茨城いばらき県けん849円えん　・栃木とちぎ県けん853円えん　・群馬ぐんま県けん835円えん

・埼玉さいたま県けん926円えん　・千葉ちば県けん923円えん　・東京とうきょう都と1013円えん

・神奈川かながわ県けん1011円えん・新潟にいがた県けん829円えん

・富山とやま県けん848円えん　・石川いしかわ県けん832円えん　・福井ふくい県けん829円えん

・山梨やまなし県けん837円えん　・長野ながの県けん848円えん　・岐阜ぎふ県けん851円えん

・静岡しずおか県けん885円えん　・愛知あいち県けん926円えん　・三重みえ県けん873円えん

・滋賀しが県けん866円えん　・京都きょうと府ふ909円えん　・大阪おおさか府ふ964円えん

・兵庫ひょうご県けん898円えん　・奈良なら県けん837円えん　・和歌山わかやま県けん829円えん

・鳥取とっとり県けん788円えん　・島根しまね県けん790円えん　・岡山おかやま県けん833円えん

・広島ひろしま県けん871円えん　・山口やまぐち県けん828円えん

・徳島とくしま県けん792円えん　・香川かがわ県けん818円えん　・愛媛えひめ県けん790円えん

・高知こうち県けん788円えん

・福岡ふくおか県けん840円えん　・佐賀さが県けん788円えん　・長崎ながさき県けん788円えん

・熊本くまもと県けん788円えん　・大分おおいた県けん788円えん　・宮崎みやざき県けん788円えん

・鹿児島かごしま県けん787円えん・沖縄おきなわ県けん788円えん

目安めやす額がくは、今後こんごの都道とどう府県ふけんごとの労使ろうしの話し合はなしあいで金額きんがくが変かわる可能かのう性せいがあります。

専門せんもん家か「大だい都市としと地方ちほうとの格差かくさが拡大かくだい」

最低さいてい賃金ちんぎんの引き上ひきあげについて、労働ろうどう問題もんだいに詳くわしい日本にっぽん総合そうごう研究所けんきゅうじょの山田やまだ久ひさ主席しゅせき研究けんきゅう員いんは「人口じんこうが減へり労働ろうどう力りょく不足ふそくになる中なか、賃金ちんぎんを底上そこあげして消費しょうひを喚起かんきしたり、生産せいさん性せいを上あげるために最低さいてい賃金ちんぎんを上あげることは大変たいへん重要じゅうようだ」と話はなしています。

一方いっぽうで、ここ数すう年ねん、およそ３さん％の大幅おおはばな引き上ひきあげが続つづいていることを踏ふまえ、「持続じぞく的てきに引き上ひきあげていくことは妥当だとうだと思おもうが、あまり強引ごういんに引き上ひきあげると、特とくに中小ちゅうしょう企業きぎょうではかえって雇用こようを減へらすことになりかねない」として、中小ちゅうしょう企業きぎょうに対にたいしきめ細きめこまかい支援しえんが必要ひつようだと指摘してきしています。

また「過去かこ10年間ねんかん、大だい都市とし部ぶを中心ちゅうしんに最低さいてい賃金ちんぎんを上あげてきた結果けっか、地方ちほうとの格差かくさが拡大かくだいしている」としたうえで、「あまりにも格差かくさが大おおきすぎると地方ちほうから人ひとが出でて行いくことが懸念けねんされる。地域ちいき間かんの格差かくさを一定いってい水準すいじゅんに抑おさえて、均等きんとうになるよう引き上ひきあげていくことが必要ひつような局面きょくめんに入はいっているのではないか」と指摘してきしています。

連合れんごう「地域ちいき間かん格差かくさ 一定いっていの歯止はどめかかった」

今回こんかい示しめされた目安めやすについて労働ろうどう側がわの委員いいんで連合れんごうの冨田とみた珠代たまよ　総合そうごう労働ろうどう局長きょくちょうは「東京とうきょうと神奈川かながわが初はじめて１いち０ぜろ０ぜろ０ぜろ円えんに到達とうたつするなど高たかい水準すいじゅんとなったことは主張しゅちょうが反映はんえいされたと受け止うけとめ、一定いっていの評価ひょうかはできると思おもう。しかし、８はち０ぜろ０ぜろ円えん以下いかの地域ちいきをすべてなくすことを目指めざしていたもののこの部分ぶぶんは確保かくほできず残念ざんねんに思おもっている」と話はなしています。

また、地域ちいき間かんの格差かくさを是正ぜせいするため今回こんかいの議論ぎろんの中なかで、労働ろうどう側がわは初はじめて、Ｄでぃ-ランクについてＡえいランクを上回うわまわる引き上ひきあげ額がくとなるように要求ようきゅうしたと言いうことで、「ＡえいランクとＤでぃ-ランクの引き上ひきあげ額がくの差さは２に円えんと過去かこの目安めやすに比くらべて縮ちぢまっており、地域ちいき間かんの格差かくさには一定いっていの歯止はどめがかかったと考かんがえているが、今後こんごも格差かくさ是正ぜせいを目指めざしていきたい」と話はなしています。

菅かん官房かんぼう長官ちょうかん「早期そうきに平均へいきん千せん円えんの実現じつげんを目指めざす」

菅かん官房かんぼう長官ちょうかんは、31日にち午前ごぜんの記者きしゃ会見かいけんで、「安倍あべ政権せいけんが目指めざす成長せいちょうと分配ぶんぱいの好こう循環じゅんかんの継続けいぞくと拡大かくだいを実現じつげんするためには、最低さいてい賃金ちんぎんを含ふくめた賃金ちんぎんの引き上ひきあげを通つうじた可か処分しょぶん所得しょとくの継続けいぞく的てきな拡大かくだいと消費しょうひの活性かっせい化かをつなげていくことが極きわめて重要じゅうようだ」と述のべました。

そのうえで菅かん官房かんぼう長官ちょうかんは、「政府せいふとしてはことしの骨太ほねぶと方針ほうしんでも記載きさいされているように、中小ちゅうしょう企業きぎょう・小しょう規模きぼ事業じぎょう者しゃに思い切おもいきった支援しえん策さくを講こうじるなど、賃上ちんあげをしやすい環境かんきょうを整備せいびすることと相あいまって、最低さいてい賃金ちんぎんをより早期そうきに全国ぜんこく加重かじゅう平均へいきん１いち０ぜろ０ぜろ０ぜろ円えんになることを目指めざしたい」と述のべました。