中国のことし
1月から
先月までの
輸入は、
去年の
同じ時期に
比べて4.5%
減少し、
激しさを
増すアメリカとの
貿易摩擦や
中国の
内需の
弱さを
反映したものとなりました。
中国の
税関当局が
8日発表した
貿易統計によりますと、ことし
1月から
先月までの
輸入はドル
建ての
金額ベースで
去年の
同じ時期に
比べて4.5%
減少しました。
これはアメリカと互いの輸入品に高い関税を掛け合う貿易摩擦で、アメリカからの輸入が28.3%の大幅な減少となったことや、景気の減速による内需の弱さを反映したものです。
また輸出も0.6%の小幅な伸びにとどまり、このうちアメリカ向けは7.8%落ち込みました。
アメリカとは輸出も輸入も減少していますが、輸入がより大きく減ったことから、中国の対米貿易黒字は去年の同じ時期に比べておよそ4%増加しました。
トランプ大統領は来月1日から、中国からの輸入品について関税を上乗せする対象を拡大する方針を示しています。
中国の対米貿易黒字の拡大が続くことで、トランプ大統領が中国への圧力を一段と強めることが予想されます。