大阪市を
廃止して4つの
特別区に
再編する、
いわゆる「
大阪都構想」の
賛否を
問う住民投票は、
投票日が11
月1
日に
迫りました。
賛成派と
反対派の
双方は、
市内の
繁華街などで
訴えを
続けています。
いわゆる「
大阪都構想」は、5
年後、
令和7
年の1
月1
日に
政令指定都市の
大阪市を
廃止し、「
淀川区」「
北区」「
中央区」「
天王寺区」の4つの
特別区に
再編しようというものです。
大阪市の有権者を対象に賛否を問う住民投票は投票日が11月1日に迫り、賛成派と反対派の双方は、大阪市内の繁華街や住宅街などで訴えを続けています。
賛成派のうち、大阪維新の会の代表を務める大阪市の松井市長は「大阪市役所と大阪府庁が対立した過去の悲惨な状況を根元から断ち切るために、制度として役割分担を明確にしていくのが大阪都構想だ。次の世代のためにも、大阪の新しい形を一票一票積み上げてつくらせてほしい」と訴えました。
反対派のうち、自民党大阪市議団の北野幹事長は「賛成多数で可決してしまうと、政令市としての大阪市がこの世から本当になくなってしまう。経済成長と生活の充実の両方をかなえることができるのが政令市の強みだと確信している。市民の手で大阪市を守っていこう」と呼びかけました。
今回の住民投票では、投票日当日の1日も「賛成」「反対」を呼びかける運動ができることになっています。
一方、30日までの18日間に期日前投票を済ませた有権者はおよそ36万人で、5年前の前回の住民投票の同じ期間を6万人余り上回っています。
投票は、1日の午前7時から午後8時まで行われ、即日開票されます。