アメリカは3
日の
大統領選挙を
前に
最後の
週末を
迎え、
トランプ大統領とバイデン
氏はともに
労働者層の
多いラスト
ベルトと
呼ばれる
地域の
激戦州で
支持を
訴えました。
一方、
期日前投票は
前回選挙の
投票総数の6
割以上にあたる9000
万人を
超え、
選挙への
関心が
これまでになく
高まっています。
アメリカでは
投開票日まで3
日となった31
日、
最後の
週末を
迎えました。
全米の世論調査の支持率でリードする民主党のバイデン前副大統領は、労働者層の多いラストベルト=さびついた工業地帯の激戦州ミシガン州で集会を開きました。
集会では今回の選挙戦で初めてオバマ前大統領がバイデン氏とともに壇上にたち、新型コロナウイルスの感染拡大に言及して「1週間の感染者数が最も多くなったのに、トランプ大統領はウイルスを意識しすぎていると文句を言っている。ジョーは皆さんの家族も気にかけ、この国を前に進めてくれる」と呼びかけました。
これを受けてバイデン氏は「ウイルスを打ち負かし、制御できるようにする。最初のステップがトランプ大統領に勝つことだ」と訴えました。
これに対しトランプ大統領は、ラストベルトのもう1つの激戦州のペンシルベニア州で大規模な集会を開き、「オバマ氏がなぜノーベル平和賞を受賞したのか彼自身もわかっていない」と対抗しました。
そのうえで「今までの大統領は謝罪してばかりだったが、皆さんにはペンシルベニアの人たちを守る大統領がついている」と自身への支持を訴えました。
最新の世論調査 差は3.4ポイント
最新の世論調査では、勝敗を左右する激戦州6州の世論調査の支持率の平均でバイデン氏が49.1%、トランプ大統領が45.7%、その差は3.4ポイントと激しく競り合っていて、両候補は日曜日も激戦州を集中的に回る予定です。
期日前投票 9000万人超
全米の投票状況を分析しているフロリダ大学の集計では、期日前投票が前回4年前の選挙の投票総数の6割以上にあたる9000万人を超え、選挙への関心がこれまでになく高まっています。