日本と
アメリカが
共同で
開発している
新型の
迎撃ミサイルについて、アメリカ
国防総省は、
4回目と
なる迎撃実験を
実施し、
成功したと
発表しました。
このミサイルをめぐっては、
最初の
迎撃実験で
成功したあと、
2回連続で
失敗していました。
この新型の
迎撃ミサイルは「SM
3ブロック
2A」です。
北朝鮮の弾道ミサイルなどに対する防衛能力を高めるため日米が2006年から開発を進めていて、現在、イージス艦に搭載されている迎撃ミサイル「SM3」に比べて、より広い範囲で弾道ミサイルを迎撃できるとしています。
アメリカ国防総省のミサイル防衛局は26日、ハワイの近海で「SM3ブロック2A」の迎撃実験を実施し、成功したと発表しました。
それによりますと、ハワイのカウアイ島から中距離弾道ミサイルを想定した標的を打ち上げ、アメリカ海軍のイージス艦がそれを探知した上で「SM3ブロック2A」を発射し、迎撃に成功したということです。
国防総省の当局者によりますと、こうした迎撃実験は4回目で、去年2月に実施した最初の実験は成功したものの、その後、2回連続で迎撃に失敗していました。
「SM3ブロック2A」は、海上自衛隊のイージス艦のほか、日本が配備する方針の「イージス・アショア」にも搭載される予定で、今回の実験も失敗すれば、導入に向けた計画に影響を与える可能性も指摘されていました。