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日夜、
大阪 浪速区の
路上で
指定暴力団・
山口組系の
幹部を
刃物で
刺そうとしたとして、
対立する
神戸山口組系の
組員が
逮捕されました。
2つの
組織をめぐっては、
先月、
神戸山口組系の
暴力団幹部が
自動小銃で
撃たれて
殺害される
事件も
起きていて、
警察は、
一連の
抗争事件との
関連を
調べています。16
日午後7時半ごろ、
大阪 浪速区に
ある山口組系暴力団事務所の
前の
路上で、
この組の40
代の
幹部が
包丁を
持った
男に
襲われました。
警察によりますと、幹部は男に後ろからぶつかられましたが、取り押さえて110番通報したということで、けがはありませんでした。
男は、対立する神戸山口組系の組員吉武徹弥容疑者(48)で、かけつけた警察官に殺人未遂の疑いでその場で逮捕されました。
山口組と、分裂した神戸山口組をめぐっては、この半年の間に対立抗争が激化していて、先月には、神戸山口組系の暴力団幹部が自動小銃で撃たれて殺害される事件も起きています。
警察は、今回の事件と一連の抗争事件との関連を調べています。
「一般人も巻き込まれるかも…怖い」
現場近くに住む会社員の23歳の男性は「家に帰ってきたら、パトカーと救急車がたくさん止まっていて、規制線が張られていました。大勢人が集まっていて『暴力団関係者が襲われたらしい』と聞き、びっくりしました。暴力団の事務所があるのは知っていましたが、事件が起きると怖いし、一般人も巻き込まれるかも思うと、恐ろしいです」と話していました。
また、現場近くの飲食店員の男性は「パトカーが何台も集まってくるので、ただ事ではないと思いました。近くでこうした事件が起きると思っていなかったので、驚いています」と話していました。