パイロットによる
飲酒問題で、
国から
業務改善勧告を
受けたスターフライヤーとLCC=
格安航空会社のジェットスター・ジャパンは、パイロットの
飲酒傾向を
把握する
などとした
再発防止策の
報告書を
国土交通省に
提出しました。
スターフライヤーとジェットスター・ジャパンは、
乗務前の
機長や
副操縦士から
相次いで
アルコールが
検出される
などしたことから
先月、
国土交通省は
この2社に
業務改善勧告を
出し、
再発防止策を
求めていました。
このうち、スターフライヤーでは、アルコール検査が行われていなかったほか、乗務前の副操縦士からアルコールが検出されたことから、検査が正しく行われているか監視するアルコール専門の部署を設けるとともに、パイロットの飲酒傾向などを把握するため医師による年に1度の問診を実施することとしています。
また、ジェットスター・ジャパンでは、乗務前の機長2人からアルコールが検出されたことを受け、およそ200人のパイロットすべてに対し、医師などによる面談やカウンセリングを実施し、日常の勤務状況や飲酒傾向を把握するなどとしています。
スターフライヤーは「全社を挙げて再発防止策を確実に実施し、安全と安心を届けられるよう全力で取り組みます」としているほか、ジェットスター・ジャパンは「失墜した航空安全の信頼を取り戻すため安全体制を再構築します」としています。