日本新聞: 金融機関厳しい経営環境下で店舗小型化の動き

金融きんゆう機関きかん厳きびしい経営けいえい環境かんきょう下かで店舗てんぽ小型こがた化かの動うごき

Dec 23, 2019 07:12

Furigana

金融きんゆう機関きかんの間まで小型こがたの店舗てんぽをつくる動うごきが広ひろがっています。低てい金利きんりで厳きびしい経営けいえい環境かんきょうが続つづく中なか、窓口まどぐちで働はたらく従業じゅうぎょう員いんやサービスの内容ないようを絞しぼってコストを抑おさえながらも顧客こきゃくとの接点せってんは維持いじしようというねらいです。金融きんゆう業界ぎょうかいは、長引ながびく低てい金利きんりや決済けっさいサービスに参入さんにゅうするＩあいＴてぃ-企業きぎょうとの競争きょうそうなどで経営けいえい環境かんきょうが厳きびしくなり、効率こうりつ化かのため店舗てんぽの閉鎖へいさや統廃合とうはいごうが進すすんでいます。

こうした中なかで三井みつい住友すみとも銀行ぎんこうは、窓口まどぐちで働はたらく従業じゅうぎょう員いんやサービスの内容ないようを絞しぼった小型こがたの店舗てんぽを増ふやしています。

先月せんげつ、東京とうきょう杉並すぎなみ区くの住宅じゅうたく街がいや調布ちょうふ市しの商店しょうてん街がいに個人こじん客きゃくを対象たいしょうに資産しさん運用うんようの相談そうだんサービスを行おこなう小型こがたの店舗てんぽをつくりました。

いずれの店舗てんぽも従業じゅうぎょう員いんの数かずはおよそ20人にんと従来じゅうらいの支店してんの３さん分ぶんの２に程度ていどです。

店舗てんぽにかかるコストを抑おさえながらも顧客こきゃくとの接点せってんは維持いじしようというねらいです。

三井みつい住友すみともフィナンシャルグループの太田おおた純じゅん社長しゃちょうは「この10年ねんで来店らいてんするお客おきゃくの数かずは３さん割わりほど減へった。昔むかしのような『駅前えきまえの大だい規模きぼ店てん』にこだわりはなく、気軽きがるに入いれて相談そうだんできる店舗てんぽに変かえていきたい」と話はなしています。