中国の
湖北省武漢で
新型のコロナウイルスによるとみられる
肺炎が
相次いでいる
問題で、
中国のインターネット
上では「
どうして中国では
武漢以外、
一例もないのか」
などと
疑問の
声が
投稿されています。
一方、
中国当局は
医療機関への
不満を
訴える書き込みを
削除する
など、
情報統制を
強化しています。
日本では
武漢に
渡航していた
神奈川県に
住む中国籍の
男性が、
日本に
戻って
肺炎の
症状を
訴え、
新型コロナウイルスへの
感染が
確認された
ほか、タイでも
武漢から
観光で
訪れた
中国人女性2人の
感染が
確認されています。
一方、中国では武漢の保健当局が、これまでに41人の患者が確認され2人が死亡したとしていますが、武漢以外での感染例は発表されていません。
こうした中、中国のインターネット上では「どうして国内では武漢以外、一例もないのか」とか、「とても奇妙だ。このウイルスは外国だけで広まるのか」などと、疑問の声が書き込まれています。
さらに、「政府のニュースは信じられない」とか、「データは隠さないほうがいい」など、当局の発表に疑いを投げかける指摘もみられます。
一方、中国版ツイッターのウェイボーでは、武漢の医療機関では発熱の患者が多すぎて、入院を断られたなどと医療機関への不満を訴える書き込みがすぐに削除されるなど、不安が広がらないよう中国当局が情報統制を強化しています。