日本新聞: 子どもを早産親どうしがアプリを使い交流悩みなど相談

子こどもを早産そうざん親おやどうしがアプリを使つかい交流こうりゅう悩なやみなど相談そうだん

Jan 25, 2020 00:01

Furigana

早産そうざんなどで産うまれた赤あかちゃんの親おやどうしが、自宅じたくにいながら交流こうりゅうできる機会きかいをつくろうと、当事者とうじしゃたちがスマートフォンなどのアプリを使つかった対面たいめん式しきの交流こうりゅう会かいに取り組とりくんでいます。この会かいを開ひらいたのは、早産そうざんなどで小ちいさく産うまれた赤あかちゃんを育そだてている親おやで作つくる広島ひろしま市しのサークル「しずくの木き」です。

今月こんげつ20日にちに開ひらかれた初はじめての交流こうりゅう会かいには、広島ひろしま県けんと山口やまぐち県けんから合あわせて６ろく組くみの親子おやこが参加さんかし、スマートフォンなどのアプリを使つかって、悩なやみの相談そうだんしたり情報じょうほう交換こうかんを行おこなったりしていました。

この中なかで、「ミルクを与あたえるのは１いち歳さいまでという保育園ほいくえんも多おおい。早産そうざんの子こどもの場合ばあい、発育はついくに合あわせて１いち歳さい以降いこうも柔軟じゅうなんに対応たいおうしてもらえるか心配しんぱいだ」といった声こえが上あがり、「自分じぶんの子こどもの時ときは対応たいおうしてもらえなかった。日頃ひごろ、子こどもの発達はったつや発育はついくをみている医師いしに相談そうだんするのはどうか」と言いった意見いけんが出でていました。

また「どうしても周まわりと成長せいちょうを比くらべてしまう」という悩なやみに対にたいしては、「子こども一いち人にん一いち人にんが違ちがうのでその子こなりのペースでよいと考かんがえてほしい」といったアドバイスがおくられていました。

会かいを開ひらいた漆畑うるしばた希望きぼうさんは「小ちいさく産うまれた赤あかちゃんの親おやは、同おなじ境遇きょうぐうの人ひとが少すくないため、１いち人にんで悩なやみを抱かかえがちです。親おやや家族かぞくどうしがオンラインでつながることで笑顔えがおになれる場所ばしょを日本にっぽん中ちゅうに広ひろげていきたい」と話はなしていました。