英語の
民間試験の
導入が
延期された
大学入学共通テスト。
大学入試センターは、
来年度、
共通テストで
実施する
英語は、
従来どおり、「
読む力」と「
聞く力」の
2つの
技能を
測定すると
公表しました。
センター試験に
代わり、
来年度から
始まる「
大学入学共通テスト」は、
導入予定だった
英語の
民間試験が「
制度上の
不備が
ある」
などの
理由で、
今月、
延期されました。
これを受け、大学入試センターは、共通テストで実施する英語の出題内容などについて、改めて公表しました。
それによりますと、新たな共通テストの英語は、マークシート方式と、リスニングテストの2つの方法で従来どおり、「読む力」と「聞く力」の2つの技能を測定するとしています。
また、2つの試験の配点は、これまでのマークシート方式が200点、リスニングテストが50点から両方とも100点へと変更されます。
それにより、従来出題されていた単語の発音やアクセント、それに、正しく英文を並び替える問題などはやめるということです。
大学入試センターの白井俊統括補佐官は、「延期の発表に驚き、急きょ専門家を交えて検討を進めてきました。『書く力』や『話す力』の測定は、今のセンターの体制では難しいので、従来の試験を維持しつつ改善を進めていきたい」と話していました。