大量の
個人情報が
入った
神奈川県庁のハードディスクがネットオークションに
出品され
流出した
問題で、
別のディスクを
盗み出したとして
逮捕された
データ消去会社の
元社員は「
3年前から
複数回持ち出している」と
供述していることが、
捜査関係者への
取材で
分かりました。
警視庁は、
長期間、
売却を
続けていたとみて
解明を
進める方針です。
この問題は、
神奈川県庁で
使用されたハードディスク18
個が、
東京 中央区の
データ消去会社「ブロードリンク」から
持ち出されてオークションサイトに
出品されたもので、
警視庁は、
元社員の
高橋雄一容疑者(50)を
別のハードディスク12
個を
社内から
盗み出した
疑いで
逮捕しました。
高橋容疑者はデータの消去室がある東京 大田区の事務所で働いていましたが、調べに対し「平成28年の3月から複数回、ハードディスクを持ち出していた」と供述していることが、捜査関係者への取材で分かりました。高橋容疑者は平成28年からこの会社で勤務していたということです。
また、神奈川県庁の件についても認めているということで、その中には個人や企業名が記された納税通知書など、大量の個人情報を含む行政文書が蓄積されていたものもあったということです。
警視庁は、勤務を始めた当初から長期間にわたって売却を繰り返していたとみて、解明を進めることにしています。