ユネスコは昔から続いている世界の文化や芸能を守るために、「無形文化遺産」を選んでいます。ユネスコは、27日、島根県の「石州半紙」、岐阜県の「本美濃紙」、埼玉県の「細川紙」を無形文化遺産にすると決めました。この3つの和紙は、こうぞという木だけを使って、昔と同じように手で作られています。
ユネスコは「この和紙を作っているまちでは、こうぞの木を育てたり、学校で和紙を作る体験を行ったりして、昔からの技術を若い人に伝えています。まちのみんなが和紙の技術を大切にしています」と言っています。
文化庁の青柳正規長官は「これほどいい紙を作ることができるのは、今は日本だけです。これからも、昔から続く技術を守る手伝いをしていきます」と話しました。