日本新闻: 【随時更新】ロシアウクライナに軍事侵攻（19日の動き）

【随時ずいじ更新こうしん】ロシアウクライナに軍事ぐんじ侵攻しんこう（19日にちの動うごき）

Jun 19, 2022 11:06

Furigana

ロシアによるウクライナに対にたいする軍事ぐんじ侵攻しんこうが続つづいています。

ウクライナの各地かくちでロシア軍ぐんとウクライナ軍ぐんが戦闘せんとうを続つづけていて、大勢たいせいの市民しみんが国外こくがいへ避難ひなんしています。戦闘せんとうの状況じょうきょうや関係かんけい各国かっこくの外交がいこうなど、ウクライナ情勢じょうせいをめぐる19日にち（日本にっぽん時間じかん）の動うごきを随時ずいじ更新こうしんでお伝おつたえします。

（日本にっぽんとウクライナ、ロシアのモスクワとは6時間じかんの時差じさがあります）

核かく軍縮ぐんしゅく専門せんもん家かロシアによる核かくの使用しよう懸念けねんに危機きき感かん

核兵器かくへいき禁止きんし条約じょうやくの初はじめての締約ていやく国こく会議かいぎが今月こんげつ21日にちからオーストリア・ウィーンで開催かいさいされるのを前まえに、核軍縮かくぐんしゅくを研究けんきゅうし、締約ていやく国こく会議かいぎの運営うんえいにも関かかわってきたウィーン軍縮ぐんしゅく不ふ拡散かくさんセンターのエレナ・ソコバ事務じむ局長きょくちょうがNHKのインタビューに応おうじました。

ソコバ氏しはウクライナ情勢じょうせいを受うけて、ロシアによる核かくの使用しようが懸念けねんされるなど、核かくの脅威きょういが冷戦れいせん以降いこう最もっとも高たかまっていると危機きき感かんを示しめしたうえで、締約ていやく国こく会議かいぎについて「世界せかいが分岐ぶんき点てんにある今いま、核兵器かくへいきの恐おそろしさについて世界せかいに向むけて発信はっしんするとても重要じゅうような会議かいぎだ」と述のべました。

そのうえで「核軍縮かくぐんしゅくを進すすめるためには話し合はなしあいを締約ていやく国こく間かんだけで終始しゅうしさせるのではなく、核かく保有ほゆう国こくや、いわゆる『核かくの傘かさ』にある国々くにぐににも広ひろげる必要ひつようがある」と述のべ、会議かいぎでは核かくを持もたない国くにと核かく保有ほゆう国こくなどとの間まで、定期ていき的てきな対話たいわの場ばを設もうけるための枠組わくぐみを話し合はなしあう必要ひつようがあると指摘してきしました。

ゼレンスキー大統領だいとうりょう南部なんぶミコライウ州しゅう訪問ほうもん被害ひがい状況じょうきょうを確認かくにん

ウクライナ大統領だいとうりょう府ふは18日にち、ゼレンスキー大統領だいとうりょうが南部なんぶのミコライウ州しゅうを訪問ほうもんした際さいの映像えいぞうを公開こうかいしました。

大統領だいとうりょう府ふによりますと、ゼレンスキー大統領だいとうりょうはロシア軍ぐんの攻撃こうげきによって破壊はかいされたミコライウ州しゅうの行政ぎょうせい庁舎ちょうしゃを視察しさつし州しゅう知事ちじなどから被害ひがい状況じょうきょうについて説明せつめいを受うけたということです。

またゼレンスキー大統領だいとうりょうは、南部なんぶに面めんする黒海こっかいを含ふくむ現地げんちの戦況せんきょうについて報告ほうこくを受うけたほか、病院びょういんも訪問ほうもんし、関係かんけい者しゃに勲章くんしょうを授与じゅよするなどして激励げきれいしていました。

地元じもとメディアなどによりますと、ロシアによる軍事ぐんじ侵攻しんこうが始はじまってから、ゼレンスキー大統領だいとうりょうがミコライウ州しゅうを訪おとずれるのは初はじめてだということです。

ミコライウ州しゅうをめぐっては、南部なんぶのクリミア半島くりみあはんとうから侵攻しんこうするロシア軍ぐんとの間まで戦闘せんとうが続つづいていて、17日にちもロシア国防省こくぼうしょうが、砲兵ほうへい部隊ぶたいなどの攻撃こうげきでウクライナ側がわの兵士へいし350人にん以上いじょうを殺害さつがいしたと発表はっぴょうしていました。

ロシア軍ぐん東部とうぶで攻勢こうせい強つよめる化学かがく工場こうじょうで戦闘せんとうも

ロシア軍ぐんは完全かんぜん掌握しょうあくを目指めざす東部とうぶルハンシク州しゅうで、ウクライナ側がわの拠点きょてんセベロドネツクの包囲ほういに向むけて攻勢こうせいを強つよめ、ロシア国防省こくぼうしょうは18日にち、セベロドネツクに隣接りんせつするリシチャンシクの地域ちいきなどを攻撃こうげきし、燃料ねんりょう施設しせつや石油せきゆ精製せいせい所しょを破壊はかいしたと発表はっぴょうしました。

セベロドネツクの「アゾト化学かがく工場こうじょう」には、ウクライナ側がわの兵士へいしとともに市民しみんも取り残とりのこされていますが、ロシア側がわは市民しみんを避難ひなんさせる「人道じんどう回廊かいろう」の設置せっちを主張しゅちょうする一方いっぽう、兵士へいしに投降とうこうを迫せまっていて、ロシア側がわの部隊ぶたいの一部いちぶはすでに工場こうじょう内ないに入はいり、戦闘せんとうが行おこなわれているとしています。

アメリカのシンクタンク「戦争せんそう研究所けんきゅうじょ」は17日にち、「ロシア軍ぐんはセベロドネツクとリシチャンシクの一帯いったいで部隊ぶたいの展開てんかいを続つづけているが、ウクライナ側がわは依然いぜんとして強固きょうこに防衛ぼうえいしている」と指摘してきし一進一退いっしんいったいの攻防こうぼうが続つづいているとみられます。