日本新闻: 福島第一原発周辺の放射線量78％減経年の影響原子力規制委

福島ふくしま第だい一いち原発げんぱつ周辺しゅうへんの放射線ほうしゃせん量りょう78％減げん経年けいねんの影響えいきょう原子力げんしりょく規制きせい委い

Mar 10, 2020 06:03

Furigana

東京とうきょう電力でんりょく福島ふくしま第だい一いち原子力げんしりょく発電はつでん所しょから半径はんけい80キロの地表ちひょう付近ふきんの放射線ほうしゃせん量りょうは、原発げんぱつ事故じこの年としに比くらべて平均へいきんでおよそ78％減へっていることが原子力げんしりょく規制きせい委員いいん会かいの調査ちょうさで分わかりました。原子力げんしりょく規制きせい委員いいん会かいは、福島ふくしま第だい一いち原発げんぱつの事故じこのあと定期ていき的てきにヘリコプターを飛とばして、半径はんけい80キロの地域ちいきを上空じょうくうから調査ちょうさしています。

そして地表ちひょう１いちｍめ-とる付近ふきんの１いち時間じかん当あたりの放射線ほうしゃせん量りょうを算出さんしゅつし、９ここのつの色いろに塗ぬり分わけて地図ちずで公表こうひょうしています。

それによりますと、原発げんぱつ事故じこのあとに現在げんざいとほぼ同おなじ条件じょうけんで測定そくていを開始かいしした平成へいせい23年ねん10月つきの結果けっかと、最新さいしんの去年きょねん９月くがつの結果けっかを比較ひかくしたところ、放射線ほうしゃせん量りょうは80キロ圏けん全体ぜんたいの平均へいきんでおよそ78％減少げんしょうしたということです。

原子力げんしりょく規制きせい委員いいん会かいは減少げんしょうした理由りゆうについて、

▽放射ほうしゃ性せい物質ぶっしつは一定いっていの時間じかんがたつと放射線ほうしゃせん量りょうが減へっていく性質せいしつがあり、この影響えいきょうが大おおきいほか、▽除じょ染そめ作業さぎょうや、▽雨あめが降ふって放射ほうしゃ性せい物質ぶっしつが流出りゅうしゅつしたこと、などが考かんがえられるとしています。