皇太子さまの
天皇への
即位を
内外に
宣言する
儀式を
来年10月に
行うなど、
天皇陛下の
退位に
伴う式典の
基本方針が
決まったことを
受け、
今後の
焦点は
新たな
元号などに
移ります。
政府は、
国民生活への
影響を
考慮しながら
慎重に
検討を
進めることにしています。
天皇陛下の
退位に
向けて、
政府は、
憲法で
定める国事行為として、
退位の
儀式を
来年4月30日に
行ったうえで、
翌5月1日から、
皇太子さまの
天皇への
即位に
伴う5つの
儀式を
行うなどとした、
式典の
基本方針を
取りまとめました。
また、新天皇が即位を内外に宣言する儀式やパレードを来年10月22日に実施することや、「大嘗祭(だいじょうさい)」は、皇室の公的な資金である宮廷費から費用を支出した前例を踏襲し、皇室行事として行う方針を示し、菅官房長官は「ご退位とご即位がつつがなく行われるように最善を尽くしたい」と述べました。
基本方針が決まったことを受け、今後の焦点は、新たな元号やその発表時期、さらに皇太子さまが即位される5月1日など、一連の儀式が行われる当日を祝日や休日にするかどうかなどに移ります。
政府内には、5月1日を祝日にして10連休が取得できるようにする案の一方、経済活動への影響を考慮してこれに慎重な意見もあります。
また、新たな元号の発表時期をめぐっても、「5月1日から離れすぎるのも好ましくない」などの指摘もあり、政府は、国民生活への影響を考慮しながら慎重に検討を進めることにしています。