韓国の
労働団体は、
南部プサン(
釜山)に
ある日本総領事館の
前に
徴用工を
象徴する
像の
設置を
30日夜から
強行しようとして
警察に
阻止され、
現場では
1日も
双方が
激しく
もみ合う
など混乱が
続いています。
韓国の
主な
労働団体の
1つ「
民主労総」は、
1日のメーデーに
合わせて、
南部プサンに
ある日本総領事館の
前にある
慰安婦問題を
象徴する
少女像の
隣に、
太平洋戦争中に
日本の
炭鉱や
工場などで
過酷な
労働を
強いられたとする
徴用工を
象徴する
像を
設置するとしています。
現場では30日夜から労働団体のメンバー数十人がフォークリフトを使うなどして像の設置を強行しようとしましたが、警察がこれを阻止しました。
1日は午前中、労働団体のメンバーと警察官が激しくもみ合った結果、参加者の多くは排除されましたが、警察官が像の周りを取り囲むなどしていて混乱が続いています。
像の設置をめぐって韓国外務省は先月「外国公館の保護をめぐる国際的な儀礼や慣例の面から適切でない」とする立場を示したほか、公道を管理している区もほかの場所に設置するよう労働団体に要請しています。
また、警察も日本総領事館から100メートル以内に近づくことを禁止しています。
慰安婦問題を象徴する少女像に続いて徴用工を象徴する像が設置されることになれば、日韓関係の新たな火種となりそうです。