去年、
北朝鮮の
漁船による
違法な
操業が
相次いで
確認された
石川県の
能登半島沖の
日本の
排他的経済水域で、
先月末ごろから
再び北朝鮮の
漁船が
確認されるようになり、
海上保安庁は
取り締まりを
強化しています。
能登半島沖の
日本の
排他的経済水域に
ある「
大和堆」と
呼ばれる
漁場では、
数年前から
北朝鮮のイカ
漁船が
見られるようになり、
去年は
海上保安庁の
取り締まりで
違法操業が
相次いで
確認されました。
海上保安庁によりますと、先月末ごろから大和堆の周辺の海域で再び北朝鮮の漁船が確認されるようになったということで、1日、現場の映像が公開されました。
映像では海上保安庁の航空機が近づくと、北朝鮮の小型の漁船が離れていく様子や、退去に応じなかった漁船が巡視船から放水を受けて、いかりを上げて移動しようとしている様子が確認できます。
海上保安庁によりますと、北朝鮮の漁船は大和堆付近にイカが集まる時期に合わせて来たと見られ、1日に数隻から数十隻が確認されていますが、去年の多い日に比べて半数以下にとどまっているということです。
海上保安庁は今後、イカ漁が盛んになる時期に合わせて、北朝鮮の漁船が増える可能性もあると見て、取り締まりを強化しています。