人気アニメ「
クレヨンしんちゃん」の
主人公、
野原しんのすけの
声を
放送開始当初から
26年余りにわたって
務めてきた
声優の
矢島晶子さんが、
今月の
放送を
最後に
降板することになりました。アニメ「
クレヨンしんちゃん」は、
埼玉県春日部市を
舞台に
奔放な
性格の
5歳の
男の子、
野原しんのすけの
日常を
ユニークに
描いた
作品で、
平成4年から
テレビ朝日系列で
放送されています。
テレビ朝日によりますと、放送の開始以降26年余りにわたって、しんのすけの声を担当してきた矢島晶子さんから「しんのすけの声を保ち続けることが難しくなった」と申し出があり、スタッフとともに協議を重ねた結果、今月29日の放送を最後に降板することが決まったということです。
これについて、矢島さんは「27年間『嵐を呼ぶ5才児』と一緒に過ごしてまいりましたが、このたび、野原家から離れることに致しました。キャラクターの声を作る作業に意識が集中し、役としての自然な表現ができにくくなってしまったためです。長い間、皆様に親しんでいただき本当に感謝しております」というコメントを出しました。
番組は7月以降も続きますが、矢島さんの後任は決まっていないということです。
テレビ朝日は「これまで長きにわたって作品を支え続けていただいた矢島さんの多大なる功績に感謝の気持ちでいっぱいです」とコメントしています。