先月、
群馬県高崎市に
ある高校野球の
強豪校、
高崎健康福祉大学高崎高校の
野球部の
寮で、
1年生の
部員が
2年生から
暴力を
振るわれていたことがわかりました。
学校は
日本学生野球協会から
正式な
処分を
受けるまで、
対外試合を
自粛することを
決めました。
高崎健康福祉大学高崎高校によりますと、
先月中旬、
野球部の
部員たちが
生活している
高崎市内の
寮で、
1年生の
部員が
2年生から
暴力を
振るわれたということです。
野球部の監督から報告を受けた学校は、部員などから聞き取りをした結果、暴力行為があったと認定し、群馬県高校野球連盟に報告したということです。
学校は高校野球連盟の上部団体にあたる日本学生野球協会から正式な処分を受けるまで、対外試合を自粛することを決めました。
学校によりますと、被害を受けた部員はその後も通常どおり学校に通っているということです。
一方、加害者側の部員は自宅謹慎の処分を受けていて、学校の調査に対して後輩への指導だったという趣旨の話をしたうえで、「申し訳ないことをした」と述べ反省しているということです。
健大高崎高校は甲子園に春夏合わせて6回出場している強豪校で、加藤陽彦校長は「このようなことが起きてしまい、大変申し訳なく思っている。被害を受けた生徒には誠心誠意対応し、再発防止に向けて取り組んでいきたい」と話していました。