オウム真理教の
一連の
事件で、
今月6日に
死刑が
執行された
元代表の
麻原彰晃、
本名・
松本智津夫元死刑囚の
遺体は
9日朝、
都内の
斎場で
火葬され
遺骨は
東京拘置所に
戻りました。
法務省は
今後、
遺骨を
元死刑囚の
四女側に
引き渡す
方向で
調整しています。
地下鉄サリン
事件や
松本サリン
事件など数々の
凶悪事件を
引き起こした
オウム真理教の
元代表、
松本智津夫元死刑囚は
今月6日、
教団の
元幹部6人とともに
死刑が
執行されました。
関係者によりますと、松本元死刑囚の遺体は9日朝、東京拘置所から東京・府中市にある斎場に搬送されて火葬され、遺骨は東京拘置所に戻りました。
法務省は松本元死刑囚が執行前に示した意向に基づいて、遺骨を元死刑囚の29歳の四女に引き渡す方向で調整を進めています。
四女は去年、両親と縁を切ったとして都内で会見を開くなど、教団との関係を絶っているとされています。
一方、妻と4人のほかの子どもたちは「元死刑囚の精神状態からすれば特定の人を引き取り人として指定することはありえない」として、遺骨を妻に引き渡すよう要望していますが、法務省によりますと、引き渡しの規定では親族の希望より本人の執行前の意向が優先されるということです。
法務省は遺骨を東京拘置所に保管したうえで、引き続き引き渡しの時期などについて調整を進めるものとみられます。