日本新聞: 点滴異物混入事件元看護師は患者の容体悪化把握し殺害か

点滴てんてき異物いぶつ混入こんにゅう事件じけん元もと看護かんご師しは患者かんじゃの容体ようだい悪化あっか把握はあくし殺害さつがいか

Jul 10, 2018 18:07

Furigana

横浜よこはま市しの病院びょういんで、点滴てんてきに消毒しょうどく液えきが入いれられ患者かんじゃの男性だんせいが殺害さつがいされた事件じけんで、逮捕たいほされた元もと看護かんご師しの女おんながこれまでの任意にんいの調しらべに、「勤務きんむ時間じかんが始はじまる前まえに男性だんせいの容体ようだいが悪化あっかしているのを把握はあくした」などと話はなしていたことが捜査そうさ関係かんけい者しゃへの取材しゅざいでわかりました。警察けいさつは、勤務きんむ中ちゅうに亡なくなると仕事しごとの負担ふたんになると考かんがえて、担当たんとう時間じかんになる前まえに殺害さつがいしようとしたとみて調しらべています。横浜よこはま市し神奈川かながわ区くの旧きゅう「大口おおぐち病院びょういん」でおととし９月くがつ、入院にゅういん患者かんじゃの西川にしかわ惣そう藏くらさん（88）と八巻やつまき信雄のぶおさん（88）が相次あいついで中毒ちゅうどく死しし、看護かんご師しだった久保木くぼき愛弓あゆみ容疑ようぎ者しゃ（31）が点滴てんてきに消毒しょうどく液えきを混入こんにゅうしたとして、西川にしかわさんへの殺人さつじんの疑うたがいで逮捕たいほされました。

捜査そうさ関係かんけい者しゃによりますと、久保木くぼき容疑ようぎ者しゃは事件じけん当日とうじつ、夜勤やきんに入はいる前まえに業務ぎょうむの引き継ひきつぎを受うけたり病室びょうしつの患者かんじゃたちの体調たいちょうを確認かくにんしたりしていて、これまでの任意にんいの調しらべに対にたいし「勤務きんむ時間じかんが始はじまる前まえに西川にしかわさんの容体ようだいが悪化あっかしているのを把握はあくした」などと話はなしていたということです。