タイ
北部の
洞窟から
救出された
少年など13
人は
先月23
日に
洞窟に
入った
際、
奥深くへ
入るつもりはなかったものの、
次第に
迫る水に
追われ
奥へ
奥へと
逃げざるを
得なくなったという
遭難当時の
状況が
少年たちの
保護者への
取材でわかりました。
先月23
日の
遭難当時の
状況について、
少年たちから
話を
聞いた
複数の
保護者が
NHKの
取材に
応じました。
それによりますと、少年たちは「祈りのため洞窟に入り、当初は1時間ほどで外に出る予定だった」と話していることがわかりました。
しかし、洞窟内を流れる水の水位が急に上がってきました。大雨の影響とみられます。
13人は初め、泳いで入り口に戻ろうとしましたが、たどり着けませんでした。
このため、迫る水を避けるためより高いところを目指して洞窟の奥に進み、およそ5キロ奥まで逃げることになったということです。
13人は食べ物を持っておらず、洞窟に入ってから10日目に発見されるまで、何も食べずに洞窟の岩肌を流れ落ちる水だけを飲んでいたということです。
遭難したあとは、服が濡れていたため体を寄せ合ったりコーチが少年を抱きしめたりして体温の低下を抑えたほか、めい想をして体力の消耗も抑え、精神を安定させてじっと助けを待ったと話しているということです。
少年たちは体力の回復を図るため入院を続けていますが、保護者によりますと、順調に回復しているということです。