北海道の
知床半島に
ある斜里町の
羅臼岳で、
登山中にヒグマに
襲われた
20代の
男性が
15日、
遺体で
見つかりました。
在北海道知床半岛的斜里町,正在登山的20多岁男性于15日在罗臼岳被棕熊袭击,随后被发现时已死亡。
人気の
観光地で
起きた
事故に、
16日、
現地を
訪れた
人たちからは
不安の
声が
聞かれました。
在热门旅游景点发生的事故,让16日前往当地的人们表达了不安的心情。
14日、北海道斜里町の羅臼岳で、20代の登山者の男性がクマに襲われて、行方が分からなくなり、警察が15日、地元のハンターなどとともに捜索したところ、山の中で遺体で見つかりました。
6月14日,在北海道斜里町的罗臼岳,一名20多岁的男性登山者遭到熊袭击后失踪。警方于15日与当地猎人等一起展开搜寻,最终在山中发现了他的遗体。
男性が発見された場所にいた親子とみられる3頭のヒグマは、ハンターによって駆除されました。
在发现男性的地点,被认为是一对母子熊的三只棕熊已被猎人捕杀。
今回ヒグマによる事故が起きた知床半島は、雄大な自然で人気を集める世界自然遺産で、多くの観光客が訪れる場所です。
此次发生棕熊事故的知床半岛,是以壮丽自然景观闻名的世界自然遗产,吸引了众多游客前来参观。
16日、今回の現場から20キロほど離れた観光名所、オシンコシンの滝を訪れた人たちからは、ヒグマに対して、注意したいという声や不安だという声が聞かれました。
16日,从距离此次现场约20公里的旅游名胜地——奥新骨新瀑布来访的人们中,可以听到有人表示想要对棕熊提高警惕,也有人表示感到不安。
静岡から来た20代の女性は「ニュースを見てより安全を確保しようと友達と話し合いました。
来自静冈的20多岁女性说:“看了新闻后,我和朋友讨论了如何确保更安全。”
きょうは
地元の
人の
話を
聞いて、
安全に
旅行したい」と
話していました。
また、愛知から来た60代の男性は「1人では行動しないように心がけたい」と話していました。
此外,一位来自爱知的60多岁男性表示:“我会注意不要一个人行动。”
今回駆除された3頭のヒグマについて、北海道の研究機構は、体毛のDNAを分析して男性を襲った個体かどうか特定を進めることにしています。
北海道的研究机构计划通过分析此次被捕杀的三只棕熊的体毛DNA,以确定它们是否是袭击男性的个体。
山岳ガイド “ヒトとヒグマの適切な距離感 失われてきている”
知床半島で、20年余りにわたって登山ツアーなどを行っている山岳ガイドの滝澤大徳さんは、ヒトとヒグマの間にあった適切な“距離感”がここ数年、失われてきていると指摘します。
山地向导:“人与棕熊之间的适当距离感正在丧失。”在知床半岛从事登山旅游等活动20余年的山地向导滝泽大德指出,这些年来,人与棕熊之间原本存在的适当“距离感”正在逐渐丧失。
その理由として滝澤さんは「川の流域でヒグマを撮影する人や、スマホで動画を撮るために近寄る人も増えている。
其理由是泷泽先生表示,“在河流流域拍摄棕熊的人,以及为了用智能手机拍视频而靠近的人也在增加。”
それによって、かつてはクマの
方も
人間をみたら
隠れるとか
離れる
行動を
取っていたが、
最近は
人を
見ても
離れてくれなくなった」と
言います。
因此,过去熊看到人类时会选择躲藏或远离,但最近即使看到人也不会离开了。
そのうえで「ヒグマとの距離が以前よりも近くなってしまったのは間違いなく、知床の登山のあり方を考えないといけない」と話していました。
此外,他还表示:“与棕熊的距离确实比以前更近了,我们必须重新思考知床的登山方式。”