宮城県涌谷町の
大橋信夫町長が
4日、
行方が
分からなくなったあとに
死亡しているのが
見つかりました。
町は
町長と
副町長がともに
不在と
なる異例の
事態となり、
対応に
追われています。
涌谷町の大橋信夫町長(69)は4日夕方、自宅近くの山林で死亡しているのが見つかり、警察は自殺の可能性があるとみて詳しい状況を調べています。
町長の死亡を受けて町では5日午前、幹部が対応を協議し、渡辺信明総務課長が新しい町長が就任するまで職務代理者を務めることになりました。
涌谷町では、副町長も、納税された30万円余りを紛失した責任をとって去年12月に辞任し不在となっていて、町長と副町長がともに不在となる異例の事態となりました。
町では来週にも選挙管理委員会を開き、その日から50日以内に町長選挙を行うことにしていて、渡辺総務課長は「残念としか言いようがない。町長も副町長もいないが、職員一丸となって対応しなくてはいけない」と話しています。
一方、町議会も5日午前に全員協議会を開き、町から経緯について説明を受けて対応を協議しました。
遠藤釈雄議長は「町長には行政の核として期待していたが、最近は眠れないという話を聞き、公金紛失や財政危機の問題で心労がたまっていると感じていた。議会としては今後も一枚岩で前を向いて対応したい」と話しています。