アメリカの
航空機大手ボーイングは、インドネシアとエチオピアで
起きた737MAX
8の
墜落事故で
誤作動が
指摘されている
運航システムの
改修などを
優先するため、737
型機の
生産を
今の
ひと月当たり52
機から42
機に
大幅に
減らすと
発表しました。ボーイングが
5日、
発表した
声明によりますと、737
型機の
生産について
今月中旬から
減産を
始め、
これまでの
月間52
機から42
機に
減らすということです。
737型機の生産の大部分が事故機と同じモデルの737MAXと見られています。
今回の大幅な減産について、声明の中でマレンバーグCEOは、「737MAXの納入が停止しており、運航システムの新しいソフトウエアの認証や運航再開に注力するためだ」と説明しています。
また、今回、減産しても従業員の雇用は維持するとしています。ボーイングが力を入れる小型旅客機の737MAXシリーズは、ことし2月末の時点で、5012機を受注し、376機を納入していますが、4600機以上の注文が残っています。
ボーイングは、ことし過去最高の売り上げを見込んでいますが、今回の減産が、業績にどのような影響を与えるか注目されます。