“サイバー攻撃こうげきは武力ぶりょく攻撃こうげき” 日にち米べい安保あんぽ条約じょうやく適用てきようで共同きょうどう対処たいしょへ

そして、宇宙うちゅうやサイバー空間くうかんといった新あらたな分野ぶんやでも連携れんけいを強化きょうかし、日本にっぽんが受うけた深刻しんこくなサイバー攻撃こうげきを武力ぶりょく攻撃こうげきとみなして、アメリカの対たい日にち防衛ぼうえい義務ぎむを定さだめた日にち米べい安全あんぜん保障ほしょう条約じょうやくの第だい５ご条じょうを適用てきようして、共同きょうどうで対処たいしょする場合ばあいがあることを初はじめて確認かくにんしました。

また、日本にっぽんの人工じんこう衛星えいせいにアメリカのセンサーを搭載とうさいして、宇宙うちゅうの監視かんし体制たいせいを強化きょうかすることも確認かくにんしました。

さらに、中国ちゅうごくが東シナ海ひがししなかいや南シナ海みなみしなかいで海洋かいよう進出しんしゅつを強つよめていることを踏ふまえ、「深刻しんこくな懸念けねんと強つよい反対はんたい」を共有きょうゆうしました。

一方いっぽう、北朝鮮きたちょうせんに対にたいしては非核ひかく化かが実現じつげんするまで、制裁せいさいを維持いじすることで一致いっちしました。

また、アメリカなどが開発かいはつした、航空こうくう自衛隊じえいたいの最さい新鋭しんえいのＦえふ35戦闘せんとう機きの墜落ついらく事故じこで、捜索そうさくの協力きょうりょくと原因げんいん究明きゅうめいへの連携れんけいを確認かくにんしました。

さらに、アメリカ軍ぐん普天間ふてんま基地きちの移設いせつ問題もんだいでは、名護なご市し辺野古へのこへの移設いせつが唯一ゆいいつの解決かいけつ策さくだとして、早期そうき返還へんかんに向むけた協力きょうりょくで一致いっちしたほか、日本にっぽん側がわは在日ざいにちアメリカ軍ぐんの事件じけんや事故じこの防止ぼうしを要請ようせいしました。

共同きょうどう会見かいけんで、北朝鮮きたちょうせん高官こうかんの声明せいめいで交代こうたいを求もとめられたポンペイオ国務こくむ長官ちょうかんは、今後こんごも米べい朝ちょう交渉こうしょうに関かかわる考かんがえを示しめすとともに、拉致らち問題もんだいについて、「トランプ大統領だいとうりょうは米べい朝ちょう首脳しゅのう会談かいだんで毎回まいかい提起ていきしている。キム・ジョンウン（金きむ正ただし恩おん）朝鮮ちょうせん労働党ろうどうとう委員いいん長ちょうは、以前いぜんから認識にんしきしていたと思おもう。今後こんごも、毎回まいかい取り上とりあげたい」と述のべました。

岩屋いわや防衛ぼうえい相しょう「あらゆる事態じたいに対処たいしょできる」

岩屋いわや防衛ぼうえい大臣だいじんは共同きょうどう会見かいけんで、「日にち米べい両国りょうこくの力ちからを結集けっしゅうすれば、あらゆる脅威きょういを抑止よくしし、あらゆる事態じたいに対処たいしょすることができる。今回こんかいの成果せいかを踏ふまえ、日にち米べい同盟どうめいの一層いっそうの強化きょうかに取り組とりくみたい」と述のべました。

河野こうの外相がいしょう「北朝鮮きたちょうせん対応たいおうで緊密きんみつ協力きょうりょくを確認かくにん」

ワシントンで開ひらかれた日にち米べいの外務がいむ・防衛ぼうえいの閣僚かくりょう協議きょうぎを終おえた河野こうの外務がいむ大臣だいじんは日本にっぽん時間じかんの20日にち朝あさ、記者きしゃ団だんに対にたいし、「閣僚かくりょう協議きょうぎでは北朝鮮きたちょうせんをめぐって、すべての大量たいりょう破壊はかい兵器へいきや弾道だんどうミサイルの廃棄はいきを実現じつげんするため、瀬せ取とり対策たいさくなどで緊密きんみつな協力きょうりょくを再さい確認かくにんした」と述のべました。

そのうえで、「核かく・ミサイルの問題もんだいや拉致らち問題もんだいにどう対応たいおうするか、今いま、ボールは北朝鮮きたちょうせん側がわにある」と述のべ、北朝鮮きたちょうせんは具体ぐたい的てきな行動こうどうを示しめすべきだという考かんがえを示しめしました。

一方いっぽうで、米べい朝ちょう首脳しゅのう会談かいだんを受うけて、北朝鮮きたちょうせんで政策せいさくの見直みなおしや体制たいせいの再さい構築こうちくが行おこなわれているとみられるとして、一定いってい程度ていど時間じかんが必要ひつようになるという見方みかたを示しめしました。

また、河野こうの大臣だいじんは日にち中ちゅう関係かんけいに関連かんれんして、「国際こくさいルールに沿そった経済けいざい発展はってんは世界せかい経済けいざいにとって有益ゆうえきで、日にち中ちゅう関係かんけいをさらによくするため、国際こくさいルールにのっとった行動こうどうを求もとめたい」と述のべました。

ポンペイオ国務こくむ長官ちょうかん「中国ちゅうごくの威圧いあつ的てき試こころみが懸念けねん」

アメリカのポンペイオ国務こくむ長官ちょうかんは共同きょうどう会見かいけんで、北朝鮮きたちょうせん外務省がいむしょうの高官こうかんが交代こうたいを求もとめたことについて、「私わたしは北朝鮮きたちょうせんとの交渉こうしょうチームを今いま、率ひきいており、これからも率ひきいていく」と述のべ、交代こうたいを否定ひていしました。

そのうえで、「キム委員いいん長ちょうはトランプ大統領だいとうりょうに何なん度ども、また、私わたし自身じしんにも６ろく回かい、非核ひかく化かを約束やくそくしており、非核ひかく化かを達成たっせいする真しんのチャンスがあると確信かくしんしている。今後こんごもわれわれが交渉こうしょうを続つづけていく」と述のべました。

さらに、ポンペイオ長官ちょうかんは中国ちゅうごくを名指なざししたうえで「国際こくさい的てきなルールを損そこなう威圧いあつ的てきな試こころみが、日にち米べい同盟どうめいと地域ちいきの平和へいわと安定あんていの課題かだいだという懸念けねんを日にち米べいで共有きょうゆうした」と述のべました。

そして、沖縄おきなわ県けんの尖閣せんかく諸島しょとうはアメリカによる防衛ぼうえい義務ぎむを定さだめた日にち米べい安全あんぜん保障ほしょう条約じょうやくの第だい５ご条じょうの適用てきよう範囲はんいだと改あらためて強調きょうちょうするとともに、南シナ海みなみしなかいでの軍事ぐんじ拠点きょてん化かなどの動うごきに反対はんたいすると述のべ、中国ちゅうごくをけん制けんせいしました。

シャナハン国防こくぼう長官ちょうかん代行だいこう「傍観ぼうかんすることない」

アメリカのシャナハン国防こくぼう長官ちょうかん代行だいこうは２に＋２にのあとの記者きしゃ会見かいけんで、宇宙うちゅうやサイバー空間くうかんについて、「中国ちゅうごくやロシアなどがわれわれをかく乱かくらんすることをねらって軍事ぐんじ化かを進すすめるなか、われわれはそれを傍観ぼうかんすることはない」と述のべ、強つよい警戒けいかい感かんを示しめしました。

そのうえで、「これらの領域りょういきは同盟どうめい国こくとの真しんの協力きょうりょくの場ばとなる。われわれはこの点てんについて、見解けんかいは一致いっちしており、日にち米べいで統合とうごうされた能力のうりょくの構築こうちくに向むけて、連携れんけいを続つづける」と述のべ、宇宙うちゅうやサイバー空間くうかんで日にち米べいが一致いっちして連携れんけいを強化きょうかする方針ほうしんを強調きょうちょうしました。

また、シャナハン長官ちょうかん代行だいこうは「情報じょうほうセキュリティーは防衛ぼうえい関係かんけいの中核ちゅうかくだ。国内こくないの通信つうしんインフラをリスクの高たかい５ごＧぎが企業きぎょうから守まもるための日本にっぽんの努力どりょくに感謝かんしゃする」と述のべ、次世代じせだいの通信つうしん規格きかく５ごＧぎがをめぐって、日本にっぽんがアメリカの求もとめに応おうじる形かたちで、中国ちゅうごくの通信つうしん機器きき大手おおて「ファーウェイ」などを排除はいじょする方針ほうしんだとして評価ひょうかしました。

さらに、航空こうくう自衛隊じえいたいの最さい新鋭しんえいのＦえふ35戦闘せんとう機きが海中かいちゅうに墜落ついらくした事故じこについて、「日本にっぽんが主導しゅどうする事故じこの調査ちょうさを全面ぜんめん的てきにサポートする」と述のべ、日本にっぽんによる事故じこ調査ちょうさを支援しえんする考かんがえを示しめしました。

一方いっぽう、在日ざいにちアメリカ軍ぐんの駐留ちゅうりゅう経費けいひの日本にっぽん側がわの負担ふたんについて「公平こうへいなものにする。われわれはこれまで交渉こうしょうを成功せいこうさせた長ながい歴史れきしがあり、公平こうへいなものになると期待きたいしている」と述のべ、トランプ政権せいけんとして負担ふたんの増額ぞうがくを求もとめる可能かのう性せいを示唆しさしました。