三菱自動車工業は、
平成の
時代に
四輪駆動車ブームの
火付け
役となった「パジェロ」の
国内での
販売を
終えることになりました。「パジェロ」は
三菱自動車が
昭和57
年に
国内で
発売した
四輪駆動車で、
平成3年に
発売された
2代目の
車種は、
月間の
販売台数で
大型の
車としては
異例の
首位に
なるなど、
人気を
集めました。
当時、世界で最も過酷と言われるダカールラリーで活躍したほか、四輪駆動車でスキーなどに出かけるスタイルは若者の間で一大ブームとなりました。しかし、ブームが去ると販売が伸び悩み、去年1年間の国内での販売台数は数百台にまで減っていました。
関係者によりますと、三菱自動車は近く発表するモデルを最後にパジェロの国内での販売を取りやめるということで、早ければ年内にも販売が終わる見込みです。
パジェロは、岐阜県の工場で生産され、このところは多くが中東やオーストラリアなど海外に輸出されていて、国内販売を取りやめた後も、海外での販売は続けるということです。