東京 池袋で87
歳の
高齢者が
運転する
乗用車が
歩行者などを
次々にはねて10
人が
死傷した
事故で、
亡くなった
3歳の
女の子と
母親の
告別式が
行われ、
訪れた
母親の
知人は「
笑顔が
すてきな
女性でした。
信じられない
気持ちです」と
2人の
突然の
死を
悼みました。
今月19
日、
東京豊島区東池袋で、
乗用車が
横断歩道を
自転車でわたっていた
人を
次々にはねたあと、ごみ
収集車に
衝突しさらに
歩行者を
巻き込み、
自転車に
乗っていた
松永真菜さん(31)と
娘の
莉子ちゃん(
3)が
死亡し、
8人が
重軽傷を
負いました。
24日、現場近くで親子の告別式が行われ、大勢の親族や友人などが参列し2人の突然の死を悼みました。
真菜さんの友人の31歳の女性は「真菜は笑顔がすてきで友達思いのいい子でした。娘の莉子ちゃんもかわいがっていて、幸せを絵に描いたような家庭でした。なぜこの2人なのか、うそではないかと信じられない気持ちです」と声を詰まらせながら話しました。
警視庁によりますと、車を運転していた旧通産省工業技術院の飯塚幸三元院長(87)は、大けがをして入院しています。
事故直後「アクセルが戻らなくなった」と話していたということですが、車に不具合などは見つかっておらず、警視庁は誤ってアクセルを踏み込むなど、運転ミスが原因とみて調べています。
真菜さんの友人「悔しい気持ちでいっぱい」
真菜さんの友人で31歳の女性は「2人の大事な命がこういう形で奪われてしまうということに憤りを感じるし、悔しい気持ちでいっぱいです。告別式はみんな涙を流してのお別れで、旦那さんは最後まで真菜と莉子ちゃんを愛していると言っていました。高齢者の事故や飲酒運転、あおり運転などもあり、2人の命をむだにしないために社会で考えてほしい」と話していました。
また、同じく真菜さんの友人の別の31歳の女性は「いまだに信じられない気持ちでなんで2人なんだろうって、いまだにうそなんじゃないかなと思っています。真菜は笑顔が印象的で、家族思いですごく優しいお母さんで、幸せを絵に描いたような家庭でした。莉子ちゃんもすごくかわいがっていました」と話していました。
元院長の知人「高齢で足が衰えたと言っていた」
旧通産省工業技術院の飯塚幸三元院長(87)が所属していた団体で一緒に働いた男性は、「頭がよくて職場の誰もが尊敬していたのでびっくりしました。3か月ほど前に会った際につえをついていたので、どうしたのか聞くと『高齢になると足が衰えてきて、前に進むのがしんどい』と言っていました」と話していました。