日本新闻: みずほフィナンシャルグループ巨額損失計上で大幅減益

みずほフィナンシャルグループ巨額きょがく損失そんしつ計上けいじょうで大幅おおはば減益げんえき

May 15, 2019 17:05

Furigana

「みずほフィナンシャルグループ」のことし３月さんがつ期きの決算けっさんは、店舗てんぽの統廃合とうはいごうなど、構造こうぞう改革かいかくに必要ひつような費用ひようとして巨額きょがくの損失そんしつを計上けいじょうしたことから最終さいしゅう的てきな利益りえきが80％を超こえる大幅おおはばな減益げんえきになりました。発表はっぴょうによりますと、「みずほフィナンシャルグループ」のことし３月さんがつ期きのグループ全体ぜんたいの決算けっさんは、最終さいしゅう的てきな利益りえきが965億おく円えんと、前まえの年としを83％下回したまわりました。

これは、構造こうぞう改革かいかくに伴ともなって基幹きかんシステムのソフトウェアや統廃合とうはいごうを予定よていする店舗てんぽの価値かちを見直みなおしたことや、外国がいこく債券さいけんの売却ばいきゃくなどによって6900億おく円えん余あまりの巨額きょがくの損失そんしつを計上けいじょうしたためです。

あわせて公表こうひょうした今後こんご５ご年間ねんかんの経営けいえい計画けいかくでは、大だい都市とし圏けんを中心ちゅうしんに統廃合とうはいごうさせる店舗てんぽの数かずをこれまでの計画けいかくより増ふやし、全国ぜんこくに500ある店舗てんぽを2024年度ねんどまでに370に減へらすとしました。

また、グループ全体ぜんたいの従業じゅうぎょう員いんの４よん分ぶんの１いちにあたる１いち万まん9000人にんを減へらす計画けいかくについては、2026年度ねんどまでというめどを維持いじしたうえで、できるだけ前倒まえだおしで取り組とりくむとしています。

みずほフィナンシャルグループの坂井さかい辰たつ史し社長しゃちょうは記者きしゃ会見かいけんで「極きわめて動うごきの速はやい環境かんきょう変化へんかの中なか、多おおくの構造こうぞう的てきな課題かだいに向き合むきあわないとならない。次世代じせだいの金融きんゆうに転換てんかんすることで強つよい金融きんゆうグループを目指めざしたい」と述のべ、早期そうきに業績ぎょうせきの回復かいふくを目指めざす考かんがえを強調きょうちょうしました。