AI=
人工知能に、CT
画像での
肺がんの
特徴を
学習させたところ、90%を
超える正確さで
早期の
肺がんを
見分けることができたと、
大手IT企業、グーグル
などの
研究グループが
発表し、
将来、
医師の
診断に
生かせる
可能性があるとして
注目されています。グーグルやスタンフォード
大学などの
研究グループは、AIが
CT画像から
肺がんを
見つけられるか
調べた
結果を20
日、アメリカの
医学雑誌「ネイチャー・メディシン」に
発表しました。
研究グループはまず、4万2000枚余りの肺のCT画像を使ってAIに肺がんの特徴を学習させました。
そのうえで6700枚余りのCT画像をAIに解析させた結果、がんを見落とすケースやがんではないものを誤ってがんと判断するケースが少なく、早期の肺がんを94%の正確さで見つけたということです。
専門の医師と比べると、経過を示す複数の画像を解析した場合では同じ程度の正確さでしたが、経過がわからない1枚の画像からでは、医師よりもやや高い正確さをみせたということです。
肺がんは日本やアメリカなど各国で最も多くの人が亡くなるがんで、早期に正確に診断することが課題となっていて、将来この分野でAIが生かせる可能性があると注目されています。