北朝鮮から脱出した女性や少女ら数千人が中国で人身売買の被害にあいました。中国人男性との結婚を強制されたり、売春宿やポルノサイトでの性労働を強いられたりしているとの報告が発表されました。
北朝鮮の女性、子どもへの人権侵害を追及している団体「朝鮮未来イニシアチブ(KFI)」が2年間を費やし、性暴力の被害者45人以上から話を聴いて報告をまとめました。KFIの推計によればその人数は20万に達し、60%のが性産業に身売りされます。
北朝鮮から女性たちの人身売買は長年指摘されてきた問題ですが、中国での需要が急増したため、事態は近年さらに悪化しているということです。