徳島市郊外の方上町にある弁天山は、標高が6.1メートルで自然にできた山の中では日本一低い山とされ、標高にちなんで毎年6月1日に山開きが行われています。
ことしの山開きには、地元の保存会のメンバーや住民およそ300人が集まり、山の安全を祈る神事やテープカットが行われました。
このあと集まった人たちは早速、登山に臨み、あっという間に山頂に到達すると、山の名前の由来にもなっている弁財天がまつられた神社に参拝していました。
徳島市の34歳の女性は「子どもを連れても、簡単に山に登ることができました」と話していました。
地元の保存会によりますと、弁天山ではこれまで遭難した人がいないことから、全国の多くの登山愛好家が安全祈願に訪れることでも知られ、ことしは去年よりも多いおよそ2万人が訪れる見込みだということです。