ドイツでこのほど、速度違反を犯したドライバーが写真を撮られましたが、偶然車外を飛んでいた白いハトの陰に顔が隠れましたから、罰金の支払いを免れる出来事がありました。
身元不明のこのドライバーは5月21日、ドイツ西部フィーアゼンの道路を、法定速度を上回るスピードで走行しました。現場の監視カメラが反応しましたが、記録写真を撮影するまさにその瞬間、どこからともなく白いハトが飛来して、ドライバーの顔を隠す形で写真に写り込んでしまいました。
ドライバーの身元が正式に特定されない場合、警察は速度違反を罰することができません。
ハトで顔が隠れなければ、ドライバーには105ユーロの罰金が科せられることになっていました。