横浜市の
新交通システム「シーサイドライン」の
車両が
逆走し14
人が
重軽傷を
負った
事故から
初めての
平日を
迎えました。
3日も
終日、
運休することが
決まり、
駅では
振り替え
輸送の
バスを
待つ人たちが
長い列を
作るなど
通勤や
通学に
影響が
広がっています。
一方、
国の
運輸安全委員会は、
事故を
起こした
車両が
ある車両基地で
本格的な
調査を
進めています。
1日夜、横浜市を走る新交通システム「シーサイドライン」の始発駅である新杉田駅で、車両が出発しようとした際に25メートルほど逆走して駅構内の車止めに衝突し、乗客のうち20代から80代の男女14人が重軽傷を負いました。
シーサイドラインは3日も終日、運休することが決まり、沿線ではバスによる振り替え輸送が行われ、新杉田駅前では通勤や通学のためにバスを待つ人の列が200メートル以上続いていました。
29歳の会社員の男性は「ずっと並んでいるので30分以上遅刻しそうです。事故なのでしかたないですが原因を究明してほしいです」と話し、70歳の女性は「何分待つのか情報の周知を徹底してもらいたい」と話していました。
一方、国の運輸安全委員会の鉄道事故調査官らは3日午前、事故を起こした車両がある運行会社の車両基地に入り、自動運転のための重要な装置や電子基板が収められた車両の床下部分を確認するなど、原因究明に向けた本格的な調査を進めています。
運輸安全委 きょうの現地調査終了
横浜市を走る新交通システム「シーサイドライン」の車両が逆走した事故で、運輸安全委員会は3日の現地での調査は午前中で終えました。
これまでに現場での車両の状況の確認や本社での聞き取りを行っていて、こうした情報を整理し、4日も現地調査を行うかどうか検討することにしています。