日本新聞: 「サブリース契約」トラブル絶えず国が実態調査始める

「サブリース契約けいやく」トラブル絶たえず国くにが実態じったい調査ちょうさ始はじめる

Jul 5, 2019 12:07

Furigana

アパートなどの建物たてものを家主やぬしから一括いっかつして借り上かりあげて入居にゅうきょ者しゃにまた貸かしする、いわゆる「サブリース契約けいやく」でトラブルが後ごを絶たたないことから国土こくど交通こうつう省しょうは、賃貸ちんたい住宅じゅうたくの管理かんり業務ぎょうむを手てがける全国ぜんこくおよそ１いち万まん1000社しゃを対象たいしょうに、５ご日にちから契約けいやくの実態じったい調査ちょうさを始はじめました。サブリース契約けいやくは、業者ぎょうしゃがマンションやアパートを家主やぬしから建物たてものごと借り上かりあげ、入居にゅうきょ者しゃにまた貸かしする契約けいやく形態けいたいです。

去年きょねん、サブリース契約けいやくを手てがけていたシェアハウスの運営うんえい会社かいしゃ「スマートデイズ」が経営けいえい破綻はたんし、家主やぬしが家賃やちんを得えられなくなったほか、全国ぜんこくの消費しょうひ生活せいかつセンターにも「一定いっていの家賃やちん収入しゅうにゅうを保証ほしょうする約束やくそくだったのに守まもられていない」といった家主やぬしからの苦情くじょうが依然いぜんとして相次あいついでいます。

国土こくど交通こうつう省しょうは、契約けいやくの実態じったいを把握はあくするため、５ご日にちから賃貸ちんたい住宅じゅうたくの管理かんり業務ぎょうむを手てがける全国ぜんこくおよそ１いち万まん1000社しゃを対象たいしょうに調査ちょうさを始はじめました。

調査ちょうさは、書面しょめんやＷＥＢのページを通をつうじて今月こんげつ末まつまで行おこなわれ、管理かんりする建物たてものの戸数こすうや管理かんりを自社じしゃで行おこなっているかどうかに加くわえ、家主やぬしに対にたいし、入居にゅうきょ者しゃが見みつからない場合ばあいは賃料ちんりょう収入しゅうにゅうが減へる可能かのう性せいがあることを説明せつめいしているかなどを調しらべるということです。