およそ60台あるバスの多くを車庫に避難させたということですが、夜が明けても水がほとんどひかないため、朝から別の場所へバスを移動させているということです。
水につかったバスのなかにはエンジンをかけると白煙を上げたり、運賃箱が水につかって壊れたりしているものがあるということですが、詳しい被害の状況はまだ分かっていないということです。
「雨がやんで大丈夫かと思ったら あっという間に水が…」
千葉県佐倉市で市内を中心にバスを運行している「ちばグリーンバス」では、敷地に止めてあったバスがタイヤが見えなくなる高さまで水につかりました。
この会社の助役の末永一夫さんは「きのう、雨がやんだあと夜中に車庫の様子を確認したときは浸水していなかったので大丈夫だと思っていたが、午前3時ごろに近くを流れる鹿島川が氾濫し、あっという間に胸の高さまで水が来た。事務所の中にまで水が入ってきたのは初めてなので、びっくりしている」と話していました。
また、およそ60台のバスについて「何台か動かしてみたが運賃箱が使えなくなっていて、エンジンをかけたときに白煙を上げたり警告ランプがついたりしたという報告も入っている。水がひかないので運行の見通しは立っていない」と話していました。