来月の
過労死防止月間を
前に、
長時間労働や
賃金の
未払い
など働く人からの
相談に
応じる厚生労働省の
電話相談が、
全国一斉に
行われています。
電話相談は
全国8か所で
行われ、
このうち東京 港区の
三田労働基準監督署では30
人の
労働基準監督官が
対応に
当たりました。
このうち、入社して3か月ほどだという会社員からは「1か月の間ほとんど休みがなく、残業も1日当たり6時間ほどになっている」といった相談が寄せられました。
これに対して担当者が「会社への働きかけを希望する場合は手書きでもよいので勤務の記録などを持って最寄りの労働基準監督署を訪ねてほしい」などとアドバイスしていました。
厚生労働省によりますと、昨年度、過労死や過労自殺した人は158人で、過去10年間で最も少なくなったものの、依然、高い水準が続いています。
東京労働局の安田幸次監督課長は「人手不足の影響などで残業時間が長くなるなどの相談が日頃から多く寄せられている。平日は仕事などで相談できない人も気軽に電話してほしい」と話していました。
この電話相談は、全国共通の電話番号「0120-794-713」で、27日午後5時まで受け付けています。